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対局前後 (最終更新:2002年5月7日)
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織田信長の合図で両軍の駒武者が入場します
<織田信長の合図で両軍入場>

 和太鼓で雰囲気が盛り上がったあとは、とうとう対局の始まりです。織田信長(おだ・のぶなが)に扮した方が合戦の幕開けを告げると、大きな将棋盤へ両軍の駒武者が入場してきます。1日目は地元・天童市にある山形県立天童高校と山形電波工業高校の学生が、2日目にはこれまでどおり一般公募で選ばれた方々が駒武者を務めました。「マンネリ化している『人間将棋』をなんとかしよう」ということで、今年から「市民も楽しめるおまつり」を目指したそうです。

 学生が駒武者を演じるというのもこの一環のようですが、1日目と2日目を両方見てみると、やはり「やる気」の違いが明らかでした。対局前に駒武者同士が槍(やり)と刀(かたな)で戦いを演じるのですが、その際の熱の入れようからして観客の側からはハッキリと分かってしまいました。夕方には全国ニュースで紹介されていましたが、それを見た在京の友人はちょっとガッカリしたようでした。

対局の前座として駒武者同士が対決へ
<対局の前座で駒武者同士が対決>
対局前には武者同士が戦いを演じます
<槍の後には刀で戦います>

 最も残念だったのは、駒武者同士の戦いが終わってそれぞれの駒のスタート位置に着くときに、青軍の「角行」が右と左を間違えてしまいプロ棋士からやんわりと指摘されてしまったということです。「雪国の人=みんなスキーが上手」というわけではないように、「天童の人=みんなが将棋を指す」というわけではありませんが、「将棋指さなくてもせめて駒の並べ方ぐらいは知っててよ」とガッカリしてしまいました。

 なにはともあれ、対局が始まればあとはプロ棋士のおふたりが主役です。1日目は青軍大将の中倉彰子(なかくら・あきこ)女流初段が「7六歩」で、2日目にはおなじく青軍大将の中座真(ちゅうざ・まこと)五段が「2六歩」と指して対局が始まりました。

人間将棋の全景
<人間将棋の全景>
王将太鼓のみなさんはやぐらの上で太鼓をたたきます
<王将太鼓がイベントを盛り上げます>

 観客席の正面、塀(へい)の上のやぐらでは、「王将太鼓」のみなさんが駒の動きに合わせて太鼓を打ち鳴らします。これがあるのとないのでは大違い! 将棋駒の種類それぞれで太鼓の叩き方が違うので、叩き手は覚えるのが大変なんじゃないかなぁと思います。

 そういえば、これまで「歩兵」(ふひょう)は天童温泉の芸妓(げいぎ)さんたちが務めていましたが、こちらもすべて学生なり一般公募の方々に代わりました。甲冑武者は重いので女性にはちょっと大変だと思いますが、「歩兵」(ふひょう)であれば比較的身軽な格好です。来年も3月ぐらいになれば駒武者を公募すると思いますので、応募してみてはいかがでしょうか?

歩兵に扮した駒武者たち
<歩兵に扮した駒武者たち>

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