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天童のニュース(令和7年9月6日)
(最終更新:2025年9月8日)

2025年9月6日(土) モンテディオ山形新スタジアム建設に係る市民説明会が開催

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※説明会は録音・録画が禁止だったため、以下の説明概要や質疑応答については、意訳してます。説明者や発言者の意図とは違う可能性があることをご承知おきください。

 サッカーJ2・モンテディオ山形の新スタジアム建設について、天童市が市民文化会館で市民向け説明会を開催しました。会場の都合で定員150名での開催を予定してましたが、開始15分前で満席になり、会場入り口のホールにイスとモニターを設置して対応するほどの盛況でした。主催者発表では250名の参加があったそうです。

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(1/74)
[1/74] モンテディオ山形市民説明会の会場は天童市市民文化会館

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(2/74)
[2/74] 会場は開始15分前で満席になり、会場入り口のホールにもモニターとイスが設置されました

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 最初に「市長あいさつ」で新関茂(にいぜき しげる)天童市長がマイクを持ち、これからの人口減少社会において夢ある天童市となるよう、未来に向かって実りある説明会になるよう、参加された皆さまから忌憚ない意見をいただきたい、と挨拶しました。

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(3/74)
[3/74] あいさつする新関茂(にいぜき しげる)天童市長

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 続く「説明」においては、最初に「新スタジアム概要等について」と題して、株式会社モンテディオフットボールパークの代表を務める相田健太郎(あいた けんたろう)株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長がスライドを使いながら説明しました。

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(4/74)
[4/74] 相田健太郎(あいた けんたろう)株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(5/74)
[5/74] スライドを使って新スタジアムの概要を説明する相田社長

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 新スタジアムの建設地を天童市に決めたことについては、仙台方面・太平洋側からもアクセスが良いことを挙げていました。モンテディオ山形がアウェイ戦に向かう場合やアウェイチームが山形にやってくる際に仙台空港を使う場合があり、仙台空港から1時間強で来ることができる交通利便性の高さを強調してました。

 SNSやネット等で「アウェイの洗礼」と言われてきたスタジアム南側に座席がない件について、ビジター席はバックスタンド南ブロックに設定されていること、南側に座席を設けた場合はピッチの3分の1に日が当たらなくなり芝の根付きが悪くなることが説明されました。日照を確保するために開設当初は席を設けませんが、将来的にJリーグのルールが変わる可能性があるため、スタンドを増設できる構造にする、との説明もありました。南側の広場には、30メートルのビジョンを設置する計画です。

 Jリーグのルールでは、ピッチは天然芝でなければなりません。ただし、サッカーの試合は1年のうち多くても30日間程度しか開催されないため、どうやってスタジアムを回していくか、芝を壊してでも催事などを開催できないか、を検討していくそうです。アメリカでは、芝の上に土をかぶせて「モンスタートラック」のレースを行っている事例もあるそうで、そういうものを調べていく、と話してました。

 今後は2025年(令和7年)10月から造成工事を始め、2025年(令和7年)12月に本体工事の地鎮祭を行い、2028年(令和10年)4月に完成して引き渡しを受ける計画です。「若い世代にどういう可能性を残せるか」「若い世代から選ばれる地域になるか」「車をもたなくても生活できる地域にするか」そういった課題を解決するための手段として新スタジアムを整備したい、という意志が伝わってきました。

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(6/74)
[6/74] 新スタジアム建設に賛成派の意見例

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(7/74)
[7/74] 新スタジアム建設に慎重派の意見例

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(8/74)
[8/74] クラブとして新スタジアムが必要な理由

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(9/74)
[9/74] サッカーの興行のために新スタジアムが必要と言ってるのは少数意見だという認識が重要

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(10/74)
[10/74] 相田社長が就任した当時、各方面から「スポーツだけやってればいい」と言われたそうです

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(11/74)
[11/74] モンテディオ山形の新スタジアムは「山形のすばらしいものを世に広める」ツール

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(12/74)
[12/74] 新スタジアムは、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(13/74)
[13/74] 新スタジアムは「交流人口・関係人口の増加」「持続可能なまちづくり」などを目指すツール

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(14/74)
[14/74] 新スタジアムは山形県が抱える課題を解決するためのツール

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(15/74)
[15/74] 新スタジアム整備で目指す「交流人口・関係人口の増加」などを実現するための取り組みなど

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(16/74)
[16/74] 新スタジアム整備の目的は、サッカーをする場所を造ることではない

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(17/74)
[17/74] 新スタジアム整備のために特別目的会社(SPC / Special Purpose Company)を設立

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(18/74)
[18/74] 新スタジアムを天童市につくるのは交通の利便性が良く、仙台空港まで1時間強で行けることもポイント

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(19/74)
[19/74] 新スタジアムは特設駐車場への建設を予定

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(20/74)
[20/74] 新スタジアムには、治療というよりも予防のための施設を入れる

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(21/74)
[21/74] 新スタジアムには、県内各所へのアクセス拠点となる施設整備を行う

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(22/74)
[22/74] 新スタジアムには、シェアオフィスや企業の交流の場所を整備する

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(23/74)
[23/74] 新スタジアムの周辺は果樹地帯になっており、それらの魅力発進や販売施設を整備する

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(24/74)
[24/74] 新スタジアムでは再生可能エネルギーを導入することで、災害時の防災拠点化にもなる

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(25/74)
[25/74] 新スタジアム入口のクラブエンブレムが描かれてるところは映像装置で、表示内容を変えられる

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(26/74)
[26/74] 新スタジアムのコンコースは広く、雨が降ってもゆっくりできそう

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(27/74)
[27/74] 新スタジアムのコンコース内壁には、寄附者?スポンサー?の銘板が設置される様子

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(28/74)
[28/74] 新スタジアムには陸上トラックがないので、試合が間近で見られます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(29/74)
[29/74] 新スタジアムのイメージパースが表示されると、たくさんの参加者が写真を撮ってました

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(30/74)
[30/74] 新スタジアムは1階と2階に分かれていて、1階の屋内にも観戦スペースがあります

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(31/74)
[31/74] 新スタジアムの南側は広場になっていて、外向きにもビジョンが設置されます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(32/74)
[32/74] 新スタジアムをホームゴール裏から見た様子。天然芝を養生するため、南側はスタンドなしで日照確保

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(33/74)
[33/74] 新スタジアムのビジター席は、バックスタンド南に設置。スタンドのない南側はホーム自由席扱い。

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(34/74)
[34/74] お子さん連れなど自席に長居できない方でも楽しめるよう、コンコースから試合が見られるようにする

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(35/74)
[35/74] 新スタジアムでのナイトゲームのイメージ

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(36/74)
[36/74] 新スタジアム1階にVIPルームを整備。調度品は天童木工になる?

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(37/74)
[37/74] 新スタジアムのVIP席は、上層ではなく1階に設置する(長崎に同じ)

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(38/74)
[38/74] 新スタジアムVIP席からピッチを眺めた様子

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(39/74)
[39/74] 新スタジアムの選手ローカールーム。後発施設なので、どうしても長崎に似てる感じに。

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(40/74)
[40/74] 新スタジアムの選手入場口。壁面や通路照明は青色?

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(41/74)
[41/74] 新スタジアムのコンコースはとても広いので、東北芸術工科大学の作品展示会などを検討

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(42/74)
[42/74] 新スタジアム南側の広場はタータンで整備して、幼稚園・保育園の運動会での活用を検討

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(43/74)
[43/74] 新スタジアムのコンコースは雨が当たらないので、車の試乗会や中古車販売会なども検討

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(44/74)
[44/74] 新スタジアムには、企業向けの会議スペースや交流の場を整備

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(45/74)
[45/74] 新スタジアムはラグビーが開催できる大きななので、国際大会の誘致を目指す

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(46/74)
[46/74] 降雪期間は、新スタジアムでキャンプイベントの開催を検討

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(47/74)
[47/74] 新スタジアム南側の広場では、3000人規模のライブイベントも開催可能

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(48/74)
[48/74] アメリカでは天然芝をはがしてイベントを開催している事例もあるとのことで、今後検討していくそうです

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(49/74)
[49/74] 新スタジアムを上空から眺めた様子(上が北)

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(50/74)
[50/74] 新スタジアムを南側上空から眺めた様子

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(51/74)
[51/74] 新スタジアムを北側上空から眺めた様子

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(52/74)
[52/74] ルール変更の可能性があるため、新スタジアムの南側は将来的にはスタジアム増設も

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(53/74)
[53/74] 新スタジアムの造成工事は2025年10月から、本体工事は12月からの予定

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 相田社長の説明の次に「市の支援及び経済波及効果について」と題して、天童市文化スポーツ課の方が、新スタジアム建設に対して市が支援する理由、新スタジアムに係るこれまでの経緯、令和5年度末に行った経済波及効果について説明しました。

 天童市の財政状況を全国レベルでみた場合、天童市は面積が小さいために「標準財政規模」や「財政力指数」は人口規模が同程度の「類似団体」よりも下回っていますが、「経常収支比率」(値が小さい方が財政的に余裕がある)や「実質公債費比率」(値が小さい方が借金の割合が少ない)は良い値となっています(→写真[60/74]を参照)。

 道路拡幅については、特設駐車場の南側の道路(=東長岡三本松線)は現行の幅員4.6メートルから大型車がすれ違えるように9メートルまで広げる計画です(→写真[64/74]を参照)。ただし、国道13号交差点までではなく、東端からクラブハウス西側の道路までの区間です。特設駐車場の北側の道路(=荻野戸芳賀線)では新たに下水道整備の工事が行われますが、交通混雑を避けるため、北側の道路(=荻野戸芳賀線)と南側の道路(=東長岡三本松線)は時期をずらして実施する計画です。

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(54/74)
[54/74] 続いて、天童市文化スポーツ課からこれまでの支援体制について紹介

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(55/74)
[55/74] 市内全地区にモンテ応援隊が組織されてるのは、全国的にも珍しい事例と紹介

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(56/74)
[56/74] 天童市応援デーでは、プロ棋士にいらしていただき「将棋×サッカーコラボイベント」を開催

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(57/74)
[57/74] 新スタジアム建設の契機は、当時の山形市長が誘致を表明したことから

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(58/74)
[58/74] 新スタジアムの建設地が天童市に決定してから、市民説明会まで3年半かかりました

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(59/74)
[59/74] 新スタジアムの建設費用には、国の第2世代交付金が活用されます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(60/74)
[60/74] 天童市を全国レベルで比較した場合、財政的に余裕があるため大きな影響なしと見込まれます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(61/74)
[61/74] 街の賑わい創出や若者にとって魅力ある場の創出が期待されるため、新スタジアム建設を支援します

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(62/74)
[62/74] 天童市は新スタジアム建設工事本体に15億円、造成工事に約3億円を支援します

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(63/74)
[63/74] 新スタジアムの周辺道路整備に約8.6億円、下水道整備に約5.4億円をかけます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(64/74)
[64/74] 特設駐車場北側の道路は横断歩道移設と樹木伐採、南側の道路は部分的に拡幅

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(65/74)
[65/74] 道路と下水道の整備には国庫補助金と市債または基金を使うため、一般財源の支出はゼロです

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(66/74)
[66/74] 一般財源の持ち出しがないため、他の行政サービスへの影響はない見込み

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(67/74)
[67/74] 令和5年度末に実施した天童市の経済波及効果について紹介

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(68/74)
[68/74] 現在のNDスタでの興行と比べて、新スタジアム開業後は3倍強の約24.3億円の経済波及効果に

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(69/74)
[69/74] 令和5年度時点と比べて最近は観客動員数が増えているため、さらなる効果が期待されるとのこと

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(70/74)
[70/74] 新スタジアム開業後は、消費喚起だけでなく就業機会誘発が期待されます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(71/74)
[71/74] 新スタジアム開業から2年間で、市の投資額と同程度の効果が期待されます

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(72/74)
[72/74] 新スタジアムの造成工事が始まる2025年10月から、駐車可能台数が減ります!

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(73/74)
[73/74] 新スタジアム工事による代替駐車場として、天童市内の公共施設から無料シャトルバスを運行(要事前申込)

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写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(74/74)
[74/74] 新スタジアム工事により駐車台数が減るので、可能な方は自転車や電車・バスのご利用を

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 「質疑応答」では、時間の関係もあり、計5名の方から質問を受けました。質疑応答のあと、締めくくりとして新関茂市長から「やっと1つのハードルを超えただけ」「今後いくつものハードルがある」「モンテ、県と連携して乗り越えていく」と挨拶して、説明会は幕を閉じました。

質問者1人目(男性)

ピッチを人工芝にし、地熱を温めて雪を解かす計画は?
[モンテ]来年からシーズンが、前半が8月~12月中旬、後半が2月2週目~5月末になる。降雪のためにホーム開幕が3月中旬になってしまっているが、日本では天然芝でないとダメ。現行で、日本地下水開発株式会社とピッチの下に配管して芝の温度を上げる実験をしており、いい結果が出ている。面積が大きくなると、うまく結果が出るか…。当初、ドーム型にすることを検討していたが、現在だと400億円ぐらいかかってしまう。コロナ禍以前だと200億円弱だった。
O-60の取り組み、今年から参加費が高くなり、参加者が少なくなった。新スタジアムは若い世代のためだけでなく、もっと年上の世代のこともぜひ考えて欲しい。
[モンテ]メジャーリーグを視察した際に、マッチデープログラムの配布を地元の年配の方がやって来場者と話をしたりしていた。ああいった関わり方を考えたい。O-60の取り組みについては、令和6年度は国の補助があったが、令和7年度はなくなってしまった。今後の在り方については、検討していきたい。

質問者2人目(女性)

O-60は今年表彰を受けており、非常にすばらしい取り組みだ。市への質問になるが、地域包括支援センターや社会福祉協議会とタイアップしてできないか?新スタジアムを、地域包括支援センターや社会福祉協議会のサテライトとして活用できないか?
[市]地域包括支援センターとの連携については現在も行っているが、もっと連携していくように担当課に伝える。

質問者3人目(男性)

現在のスタジアムは席幅が狭くて、一度席に着くと移動しづらい。余裕がある構造にして欲しい。
[モンテ]座席幅は長くとっている。座っても、前の席と膝のあいだが20~30センチあいてる状態。座席を考えるとき、一列を何席にするかを考える。席数が多くなると、真ん中の席が売れなくなる。一般的に、O型のように席が売れていく。1席あたりの席幅は広くする。席種は、現在でも60クラブ中で多い方から5番目に入る。新スタジアムでは、8種類を設定する予定。楽しみにしていて欲しい。

質問者4人目(女性)

石鳥居の会社に勤務する者だが、騒音や混雑などネガティブポイントの改善策を教えて欲しい。
[モンテ]工事中の騒音については、国の基準を超えないように、仮囲いの時点からセンサーも設置して対応していく。試合中の音については、スピーカーの指向性や高い遮蔽物を設けるなどして対応する。渋滞については、駐車場が現在よりも2000台分減るので、交通量が減る。AKIPPAで駐車スペースが分散するので、今よりも緩和すると考えている。
[市]地域住民向けや工業団地向けの工事説明会を行う予定。

質問者5人目(男性)

交通のハブ化についてどう考えているのか?試合がないときのスタジアム利用を考えることが必要。
[モンテ]例えばライドシェアというものがあるが、交通弱者が移動できなくならないよう、公共版ライドシェアができないかと考える。自動運転や駅からケーブルカーを走らせるという話もある。スタジアムは維持していくことが重要で、造っただけではダメだと考える。また、体験格差が都市部と郡部で生まれるのは避けたいと考えている。

事前に書面で預かった質問

MFP向け質問:新スタジアムの整備概要については、関係企業などから承諾・了承をもらっているのか?(=モンテ社が勝手に動いているのではないことの確認?)
[モンテ]合意のもと動いている。
MFP向け質問:具体的な資金繰りは?運営面の事業計画は?
[モンテ]稼働率70%で試算した場合、9~10億円の収入に対して支出は8億円弱になり、毎年1~2億円を積み立てていく計算になる。毎年の修繕のほかに、大規模改修に備えていく余裕があると考えている。よく「試合に勝てば観客数が増える」と言われるが、そういった不確定要素は入れていない。
市向け質問:市税投入について
[市]新スタジアム建設に対する支援については、モンテと協定書を結んで進めていく。そのなかには、市での支援額は15億円であることや、支出する条件なども明記していく。
市向け質問:市民の信頼を得るためにも説明をしていくべき
[市]今後も丁寧に説明を行い、県などと連携を深めて進めていく。

[山形新聞]天童・新スタジアム市民説明会 施設整備内容など提示

 天童市の県総合運動公園南側の特設駐車場に整備されるサッカーJ2・モンテディオ山形新スタジアムの市民説明会が6日、同市民文化会館で開かれ、建設・運営を担うモンテディオフットボールパーク(相田健太郎社長)と市が約250人の参加者に対し、施設整備の内容やスケジュール、市による支援の見通しなどを提示した。

 新スタジアムはサッカーをはじめとする球技専用で、収容人数は1万5千人規模。2028年4月の完成を予定し、来月に造成工事が始まる。

 相田社長は、住民の健康増進にも寄与するトレーニング施設、地場産品の販売店、展示や発表に利用可能なコンコース、スポーツやライブイベントができる広場を設けるとした。サッカーで稼働しない時期に人を集める取り組みが重要とし「地域に足りないものや関心が高いコンテンツを取り入れる」と述べた。

 市の担当者は、25~28年度に国の補助金を活用して建設、敷地造成で計18億円を拠出すると説明。工事に伴う代替駐車場からのシャトルバス運行や周辺の市道拡幅の方針も伝えた。説明会は市が主催した。

(山形新聞2025年9月7日 第18面より)

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[SAY]モンテディオ山形新スタジアム 費用や波及効果 天童市が説明会

写真:モンテディオ山形新スタジアム説明会(さくらんぼテレビ)
モンテディオ山形新スタジアム説明会の様子(さくらんぼテレビ「News イット!やまがた」より)

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 モンテディオ山形が天童市に建設を予定している新スタジアムについて、きょう天童市で進捗などを伝える市民説明会が開かれました。

 モンテディオ山形は、天童市の県総合運動公園の南側の特設駐車場に、新スタジアムを建設する計画を進めています。きょうは天童市による主に市民を対象とした状況の説明会が開かれ、会場にはおよそ250名が訪れました。

 会では、2028年の開業を目指し、来月から造成工事が始まり、今年の12月中旬にはスタジアム部分の着工を予定しているといった工事のスケジュールのほか、建設費の確保の見込みや、完成後の経済への波及効果が紹介されました。

 天童市は、建設に関連する市の負担について、本体工事のほか周辺の市道や下水道などのインフラ整備も含めおよそ31億円7000万円を見込み、うち13億3000万円について、国の補助金を活用する予定であることが説明されました。

遠藤喜昭 天童市モンテ応援隊会長
いよいよ待ちに待ったスタジアムが建設に向けて進むんだなぁということで、嬉しくて嬉しくて。1日も早くできあがって欲しいなという風に思ってます。
男性
ホントに「サッカーが好き」じゃない人でも楽しめるような、そういうスタジアムになるって説明もありましたし、そういう風になってもらいたいなって思います。
相田健太郎 株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長
われわれが活動する地元の方たちが、どれだけ応援する気持ちになっていただけるかが重要だと思ってますんで、当然課題もあるとは思いますが、一定数のご理解をいただけたことはすごくありがたいなと思います。

 天童市によりますと、新スタジアムの稼働による天童市への経済波及効果は、現在の3倍となる年間およそ24億3000万円と試算されているということです。

(さくらんぼテレビ「News イット!やまがた」2025年9月6日より)

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(関連ページ)
■天童のニュース:新スタジアム建設計画
http://www.ikechang.com/news/new-stadium.html

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