1992年の開業以来、シルバーメタリックの車体で親しまれてきた山形新幹線「つばさ」が、すべて塗装変更されることになり、29日にシルバー色でのラストランを迎える。当日は特別運行の銀色つばさ号が新庄−仙台駅間を走り、JR東日本は5日、記念品付き乗車券を発売した。
デビュー当時、最新鋭の機能を搭載した「つばさ」は近未来的なシルバーメタリックのボディーでも注目を集め、輝く車体が緑の間や田園を駆け抜ける姿が人気だった。車両は400系からE3系になったが、銀色の色調は受け継がれてきた。
2014年の山形デスティネーションキャンペーンに合わせ新デザインの導入を開始。山形市出身の工業デザイナー・奥山清行さんが手掛けてた白に深紫色とオレンジのラインを配した「オシドリカラー」に順次切り替わっている。
ラストランは新庄駅を出発し、福島駅を経由して仙台駅に着くV字運行。県内10駅から乗車可能で料金は往復(復路は仙山線経由の普通または快速列車)が8800〜6600円、片道が7500〜5300円開業当時をイメージした特製弁当、記念乗車証明書、缶バッジの特典が付く。びゅうプラザやびゅう予約センターで扱う。
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