天童商工会議所(押野宏会頭)が市内5中心商店街で空き店舗を調査した結果、9月末時点の空き店舗は48軒で、昨年の調査より12軒増加した。商店街の活性化に向け、同会議所は空き店舗を活用して出店する企業を募り、最大で100万円の運転資金を援助する支援に乗り出す。
同会議所によると、5商店街の店舗数は計295軒で、うち空き店舗は48軒を数え、率は16.3%に上った。空き店舗率は近年11〜12%で推移していたが、小売り、サービス業などで閉店が相次いだほか新規出店が減ったことが影響した。
空き店舗を活用した出展支援は今月5日に募集がスタートし、締め切りは12月25日。2015年度事業のため、本年度中の開店が条件となり、助成期間は出店から1年間。対象業種は風俗営業、NPOなどを除き、サービス、小売り、飲食などの小規模事業者。
助成の対象は、水道光熱費、通信費、店舗家賃などのランニングコストで、必要に応じた概算払いで支援するのも特徴。出店の初期費用は対象外となる。募集した事業系アックについて審査し、1〜2件の採択を想定している。
問い合わせは同会議所023(654)2511。
商店街 | 店数 | 空き店 | 率 |
---|---|---|---|
ニューてんどう商店街 | 52 | 7 | 15.5% |
王将通り商店街 | 84 | 15 | 17.9% |
北本町商店街 | 40 | 2 | 5.0% |
グリーンモール商店街 | 57 | 14 | 24.6% |
天童中央商店街 | 62 | 10 | 16.1% |
計 | 295 | 48 | 16.3% |
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