県嘱託警察犬など訓練の成果を競う　天童で競技会

　県嘱託警察犬などの訓練競技会が2日、天童市の天童高原で開かれ、現場に残った体臭などを頼りに犯人を追う足跡追求と、手がかりとなるにおいをかぎ分ける臭気選別の2種目で訓練成果を競い合った。

　計27頭がエントリー。足跡追求は、犯人に見立てた人物の汗などのにおいを捜しながら早く正確に逃走ルートをたどれるかを競った。それぞれの嘱託警察犬はスタートと同時に身を低くし、地面すれすれに鼻をはわせて集中。途中、2か所には犯人の遺留品が置かれ、見つけると伏せたりパートナーに振り返って存在を知らせていた。

　競技会は嘱託警察犬などの能力と訓練技術の向上を目的に県嘱託警察犬連絡協議会と県警が共催した。今年で22回目。