今回は、入団3年目の同期、センター古屋美紀（ふるや・みき）選手とサイドアタッカー田村翔子（たむら・しょうこ）選手です。

夢はバレーボール選手だったんですか。

［田村］小学校の時からプレミアリーグの試合を見に行っていました。当時、NECの葛和伸元監督（現トヨタ車体監督）に握手してもらい、「NECにおいでね」って言われて…。真に受けたわけじゃないけど、選手になりたいと思いました。パイオニアから声を掛けてもらい、小さな夢がかないました。
［古屋］中学の時は、プレミアリーグでバレーをするなんて考えてもいませんでした。高校の時に大学とパイオニアから誘われ、やるんなら上（のレベル）でやってみようと思いました。

昨年4月に高卒の3選手が入り、初めて後輩ができましたね。

［田村］変な感じです。
［古屋］今までは、全部自分たちがチーム内の仕事をやっていましたが、教えるのが苦手で…。
［田村］仲は良いんですけど、後輩の扱いには慣れていないです（笑）オフの日は、リカ（もう1人の同期・服部梨花選手）が計画を立てて、一緒にご飯や買い物に行っています。先輩に教えてもらった店に連れて行ったりもします。

パイオニアに入り、3年間どうでしたか。

［田村］今まで通用していたプレーが通用しなくなりました。高校のときは誰かが怒ってくれ、やらないと駄目だと言って練習してもらっていましたが、全部自己管理になり大変だなって思いました。自分でプレーを磨いていかないと結果は出ないし、厳しい世界だと痛感しました。
［古屋］テレビで見ていたベテラン選手と一緒にやれるのか不安でした。1年目は体力もなく、ついていくのに必死でした。3年目で初めてできた後輩が試合に出ていることは、刺激になっています。やるのはじぶんだし、うまくなるなら自分が練習しなければいけないと分かりました。

今後の目標は。

［田村］自分の得意なプレーをつくります。今は試合に出ていませんが、チームを盛り上げたり、ベンチでできることを精いっぱい務め、少しでもチームの力になりたいです。
［古屋］ブロックだけはチーム一になれるように頑張ります。メンタル面も強くしていきたいです。