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天童のニュース(平成24年1月5日) (最終更新:2012年1月7日)

2012年1月5日(木) 「スモッち」の半澤鶏卵、NHK山形で紹介

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 NHK山形のニュースで、天童市高擶の半澤鶏卵が紹介されました。半澤鶏卵は、柔らかい燻製たまご「スモッち」で売り上げを伸ばしている会社です。

山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
続いてリポートです。大震災に歴史的な円高やデフレ経済、それにヨーロッパの信用不安と、不況に立たされている日本経済。そんななかでも、山形では特産物を活用したり工夫をしたりしてヒット商品も生まれています。今年さらに販売の拡大を目指す2つの商品について取材しました。

(中略)

山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
一方、おなじのさくらんぼの産地の会社が販売拡大を目指しているのが、こちらの燻製たまご。手がけているのは天童市内の鶏卵業者です。40年あまりにわたり自前の養鶏場で生産した生卵を、主にスーパーに出荷してきました。しかし、「物価の優等生」とされてきた卵も、卸値は年々下がる一方。収益はこの5年で半分に落ち込み、新たな展開が求められていました。本業の卵でなにか新しい商品がつくれないか、社長の半澤さんが行き着いたのが燻製たまごでした。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「ここで行動しないと遅れてしまうなというようなことで、思い切って、ま、親父に大反対されたんですけど、思い切って投資しました。」
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
5年前、およそ2,000万円かけて加工場を整備。山形らしさの味付けも忘れませんでした。チップの1つに特産のさくらんぼの木屑を用いたのです。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「まろやかな味を引き立たせ、役にはなっているかな、と思っています」
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
ただ、当時、燻製たまごは何種類も市場に出回り、差別化をどう図るかが課題でした。半澤さんがこだわったのが黄味です。半熟卵のようなしっとりとした感じ。飲み物がないとのどを通りにくかった燻製たまごとは違う食感に仕上げたのです。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「あまり映さないでほしい」
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
秘密はこの冷蔵庫のなか。いぶした卵を3日間寝かせるという熟成の技術にあると言います。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「たいした秘密じゃないんですが、ただ容器とかですね、その辺が若干…ですね。こんな感じで。」
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
それでも門外不出。映像に収めることはかないませんでした。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「すみません。申し訳ございません。」
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
手塩に掛けた燻製たまご。しかし、最初から思うように売れたわけではありません。スーパーに並べても、1つ126円では売れませんでした。そこで思いついたのが新幹線の車内販売。旅の途中ならば買ってもらえるのではないかと目をつけました。すると評判はクチコミで次第に広がり、首都圏の店との取引にまでつながりました。さらに、今年5月にオープンする東京スカイツリーのみやげ物店での販売も決まりました。生産量は当初の6倍。年間5,000万円を売り上げるまでになった燻製たまご。今年掲げる販売目標は73万個。会社始まって以来の高みを目指します。
半澤清彦(はんざわ・きよひこ)社長
「世界的にも注目を集めているスカイツリーですので、そこにうちの商品が入るってことは、ほんとに今年はいいきっかけにできればいいかな、と思ってますけども。」

(中略)

山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
そしてこのたまごもね、半熟たまごも新幹線のなかでまさに買ったんですけれども、このね、しっとりした感じが癖になるっていうんですかね、ほんとにおいしかったです。そして枕も燻製たまごも、今年生産を増やして販路拡大を図ろうとしているそうです。

(中略)

山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
そして燻製たまごも、アイデアや生産方法それに売り込みに工夫を凝らすという、ものづくりの原点をしっかりすると結果はついてくるという意味で、地道な取り組みが大切なことを改めて教えてくれてるような気がしました。リポートでした。

(NHK山形「やまがたニュースアイ」2012年1月5日より)
(関連ページ)
■天童のニュース:商工業
http://www.ikechang.com/news/news150.htm
■スモッち 有限会社半澤鶏卵(外部サイト)
http://www.sumotti.com/
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