任期満了に伴う市長選挙が東根市で公示されましたが、立候補したのが現職の土田正剛（つちだ・せいごう）氏だけだったため、現職の無投票当選で決着がつきました。再選が決まった直後に新聞記者がインタビューしたところ、市町村合併については「当面合併は考えない」とコメントしたそうです。これは、2002年1月に天童市がおこなった住民アンケートで合併反対が過半数に達したこととが大いに影響しているようです。合併相手として天童市を望んでいた多くの東根市民が「相思相愛じゃなく一方的な片思いだったのか」という気持ちになってしまい、合併に対する熱意が冷めてしまったようです。土田正剛（つちだ・せいごう）氏としては合併の推進を図ってきましたが、天童市民の反対とそれによる東根市民の反対により、東根市もまた独自路線を歩まざるを得ない状況となりました。

（関連ページ）

■合併アンケート2002（天童市民に対する合併アンケートの結果）

http://www.ikechang.com/merger/enq020.htm

■東根市役所

http://www.city.higashine.yamagata.jp/

　サッカーJリーグ2部第25節、モンテディオ山形は福岡県の東平尾公園博多の森球技場でアビスパ福岡と対戦しました。果敢に攻め続けあと一歩というところでしたが、結果は0対0の引き分けとなってしまいました。順位は変わらず12チーム中第11位のままです。

モンテディオ山形 4勝8分け13敗 （勝ち点19→20）

0−0

アビスパ福岡 8勝8分け9敗 （勝ち点31→32）

　次の第26節は、8月21日（水）に天童市の山形県総合運動公園で現在5位の大宮アルディージャと対戦します。

（関連ページ）

■モンテディオ山形

http://www.montedio.or.jp/

■アビスパ福岡

http://www.infoqshu.ne.jp/avispa/

　上山市から山形市、天童市をとおって東根市の山形空港そばまで続く高速道路・東北中央自動車道が9月16日に開通します。その開通を記念して、9月8日（日）に山形中央インターチェンジ(IC)と天童ICでイベントがおこなわれることになりました。具体的な内容は次のとおりです。ハイウェイランニングに参加する場合には、9月4日（水）までに天童市スポーツセンター(TEL 023-654-6100)への申し込みが必要となります。

「東北中央自動車道」開通記念イベント

■日時 9月8日（日）午前7時30分から午後3時まで ■会場 天童IC周辺、山形中央IC周辺 ■内容（天童IC周辺） 7:30〜8:00 オープニングセレモニー ・挨拶（主催者） ・テープカット ・マーチングバンド演奏（蔵増幼稚園） 8:00〜9:30 記念イベント ・ハイウェイランニング（2キロ、5キロ、10キロ） 10:00〜15:00 記念イベント ・下水道展 ・フリーウォーキング ・フリーサイクリング ・郷土芸能（高擶獅子踊り） ・太鼓演奏（北部小学校「北部太鼓」） 10:00〜15:00 展示コーナー ・高速道路で働く車の展示 ・高速道路に関連した資料の展示 10:00〜15:00 体験コーナー ・紅花染めや小物入れの作成体験 ・凧揚げ（高擶地区） 10:00〜15:00 直売コーナー ・地元の生産者グループによる出店 ■内容（山形中央IC周辺） 10:00〜10:30 オープニングセレモニー ・開会宣言（小学生） ・挨拶（主催者） ・マーチングバンド演奏 10:00〜15:00 記念イベント ・フリーウォーキング ・フリーサイクリング ・郷土芸能（高擶獅子踊り） ・太鼓演奏（北部小学校「北部太鼓」） 10:00〜15:00 展示コーナー ・高速道路で働く車の展示 ・高速道路に関連した資料の展示 ・F1カーの展示 10:00〜15:00 子供縁日コーナー ・輪投げ ・カーコーナー ・ヨーヨー釣り ・キックターゲット 10:00〜15:00 郷土特産品販売コーナー ・天童市、山形市、東根市、上山市の特産品を販売

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■東北中央自動車道の説明（日本道路公団山形工事事務所）

http://www.jhri.jhnet.go.jp/yamagata/highway/index-tohoku.html

　2001年9月に84歳で亡くなった天童市出身の画家、淀川盛利さんの遺作展が8月10日から8月17日までギャラリー天童で開催されています。淀川盛利さんはギャラリー天童の創設者で、最上地方で教員を務めながら絵画を描き、退職後には天童市内の古い建物を題材にして「天童百景」に取り組みました。展示会終了後には酒田市や新庄市、山形市でも作品展を開催する予定だそうですので、今回都合がつかない方はそちらを心待ちにしてはいかがでしょうか。

　山形県大会で優勝した天童市立第三中学校は、青森市営球場でおこなわれる「第31回若鷲旗争奪東北中学校野球大会」に参加しました。雨天のために日程が大幅に遅れ、さらに準決勝・決勝の会場が秋田県平鹿町の平鹿町営野球場に変更されたりと、参加している生徒にとってはコンディションを保つのが大変な大会となってしまいました。しかし、天童三中は無事決勝まで進み、おなじく山形県代表の河北中学校と優勝を懸けて争った結果、延長8回・2対1のサヨナラ勝ちで見事優勝を成し遂げました。天童三中の優勝は、5年ぶり2度目となります。

　天童三中と河北中は、8月18日から8月21日まで奈良市鴻ノ池球場で開かれる「第24回全国中学校軟式野球大会」に出場します。全国大会への出場は天童三中が2年連続3度目、河北中が9年ぶり2度目となりますが、ぜひ全国の生徒に「みちのくパワー」を見せつけてきて欲しいと思います。

（関連ページ）

■第24回全国中学校軟式野球大会

http://www1.kcn.ne.jp/school/nara-jbt/index.html

　山形−東京便を運行している全日空(ANA)は、2002年10月をもって同便を廃止する検討に入ったことを7月末に山形県知事に伝えてきていました。これまで約2週間、どういう対応をするのか作戦会議をしていたのかもしれませんが、金森義弘（かなもり・よしひろ）副知事が8月19日（月）に全日空を訪問して、大橋洋治（おおはし・ようじ）代表取締役社長と八木功（やぎ・いさお）代表取締役副社長執行役員に路線の存続を要請することになりました。

　航空機のチケットは2ヶ月前から発売されるため、今月末までに存続することに落ち着かなければ2002年10月31日をもって路線が廃止されることが確定してしまいます。つまり、タイムリミットは8月31日ということです。それまでに羽田空港への小型機就航が実現すれば東京便がなくなってしまうことは避けられるのですが、そちらのほうも今すぐ実現するとはとても見えません。東京便にとってはかなりのピンチですね。

（関連ページ）

■全日空(ANA)

http://www.ana.co.jp/

　天童市北部にある音響機器メーカー・東北パイオニアが、山形大学などと共同で紙のように薄い画面を開発することになりました。これは経済産業省が今後5年間で約50億円の研究開発費を計上している事業で、東北パイオニアのほかに日立や松下電工、千葉大学、大阪大学など合計60名ほどのスタッフによって次世代の超薄型画面（ディスプレイ）を共同開発することになります。

　開発がおこなわれる画面は「有機エレクトロルミネッセンス（有機EL）」で、すでに携帯電話やカーステレオの画面に実用化されています。このディスプレイにはフィルム基板タイプとガラス基板タイプの2種類があり、フィルム基板タイプはその柔軟性から衣服に張り付けたり壁に貼り付けたりすることが考えられ、東北パイオニアが参加するガラス基板タイプのほうは60インチという大画面に挑みます。地元の代表により新しい技術が開発されれば、東北パイオニアでの生産も開始されるでしょうし大学にとっても就職先ができることになるでしょうから、山形の経済にとってもとても興味深い研究になりますね。

（関連ページ）

■天童のニュース：東北パイオニア

http://www.ikechang.com/news/touhoku-pioneer.html

■東北パイオニア

http://www.pioneer.co.jp/topec/