天童市は、現在おこなわれている市議会定例会に山形県内の市町村で初めてとなる農業基本条例案を提案しました。条例案では次の5つを基本方針として掲げて準備を進めており、このままでいけば2002年4月1日に施行されることになります。

天童市農業基本条例案の基本方針

天童市の農業が将来にわたって安全な農産物を安定的に生産する役割を担う 農業生産基盤、農村生活環境を整備する 担い手育成の促進する 農業・農村の役割に関する市民の理解を深める 国土保全など農業の多面的機能の維持向上を図る

　農業基本条例については山形県が2001年（平成13年）に制定し、地元で生産したものは地元で食べるという「地産地消」（ちさんちしょう）などを掲げています。天童市の場合も、生産者と消費者の連携を強めたり、食に関する安全情報を提供するといったように、県が制定した条例と同じような内容になると思われます。

（関連ページ）

■山形県農業基本条例（山形県）

http://www.pref.yamagata.jp/ns/iken/index.html

　天童商工会議所は、天童市や山形県（村山総合支庁）の助成を受け、駅前通りを「ITアベニュー」にする計画を進めています。天童では郊外の大型店に客足が流れ、中心商店街では空き店舗が目立つようになってきています。その対策として、昨年はギャラリーと情報館「ニューてんどうプラザ」を開設しました。天童市が主催したIT講習会（パソコン講習会）がおこなわれたりしましたが、催し物がないときにはほとんど人がいない状況で、空き店舗対策としては残念ながらあまり効果がなかったように思います。

　今回の「ITアベニュー」計画は、商店街にある空き店舗の1つを借りて、そこをIT事業者の育成場所として活用しようとするものです。商工会議所が最長2年まで家賃の半額を助成することで、1フロア約230平方メートルのところに8〜10程度の企業を呼び寄せる計画です。この商店街ではCATV山形の3Mbpsサービスはもちろん、NTTの交換局が間近にあるためフレッツADSLも限界近くのスピードで利用することができます。JR天童駅から徒歩で5分、山形空港まで車で10分という立地条件もあり、ベンチャー企業が事業を始めるのにうってつけだと思われます。興味のある方、天童商工会議所に問い合わせてみてはいかがでしょうか？

（関連ページ）

■天童商工会議所

http://www.tendocci.com/

■村山地域の事業実施方針 中間報告（pdfファイル / 中ほどでITアベニューについて触れられています）

http://www.pref.yamagata.jp/kt/shingi/pdf/mura02-1.pdf

■村山地域部会（山形県）

http://www.pref.yamagata.jp/kt/shingi/ktsg0004.html