毎年7月に開催されている「おくのほそ道天童紅花まつり」が、今年は日程を2日間に凝縮するほか、「道の駅天童温泉」から無料シャトルバスを運行することが地元紙に掲載されました。まつりの期間を2日間に変更した理由は、「これまで7月上旬の9日間にわたり開いてきたが、終盤に花が赤く傷んでしまう事例があり、観光客に一番の見ごろを楽しんでもらおう」と考えたからです。
現地の駐車場の少なさは以前から課題になっていましたが、解決策として、駐車場を「道の駅天童温泉」にして無料シャトルバスが運行されます。ご来場の際には、「道の駅天童温泉」へ向かうことをオススメします。
松尾芭蕉が句を詠んだ紅花を楽しむ天童市の「第38回おくのほそ道 天童紅花まつり」が5、6日の両日、市内の上貫津紅花畑で開催される。今年は内容を充実させた上で日程を2日間に凝縮したほか、道の駅天童温泉から新たに無料シャトルバスを運行し、観光客の利便性向上を図る。
市や地元紅花生産団体などでつくるまつり実行委員会(会長・新関茂市長)が主催。これまで7月上旬の9日間にわたり開いてきたが、終盤に花が赤く傷んでしまう事例があり、観光客に一番の見ごろを楽しんでもらおうと短縮した。
会場は村山東部広域農道(愛称・奥の細道紅花ロード)沿いで、県指定史跡・格知学舎(かくちがくしゃ)の南隣にある。紅花栽培には貫津紅花栽培組合(遠藤貢組合長)、市内の企業や各種団体、学校などによる「紅花メイト」が当たっており、約3万本を咲かせる計画だ。
5日は午前9時半から、じゃがらもがら交流センターで開園式を行い、同市津山小児童が湯の上太鼓の演奏を披露する。会場には紅花染めや紅花ミニリース作りなどの各主体験コーナー(有料)を設け、キッチンカー出店、子ども縁日もある。関連イベントで「将棋の女王(こまのじょおう)」をモデルにした写真撮影会(6日午前9~10時半)、紅花を題材にした俳句募集を行う。来場者特典として、紅花の切り花や種、紅花入りクッキーのプレゼントも用意している。
無料シャトルバスは、会場周辺の駐車場は台数が限られ、路上駐車解消のため導入する。道の駅天童温泉のバス乗降口は市森林情報館もり~な天童の北側で、20分に1本ほどの頻度で運行する。5日が午前10時20分~午後4時(会場行きの最終は午後3時ごろ)、6日は午前9時20分~午後3時(同午後2時ごろ)。
同実行委の高橋正義委員長、遠藤組合長らは1日、県庁を訪れ、吉村美栄子知事に紅花の花束を贈り、まつりをPRした。「天候に恵まれて生育は順調で、まつり期間にちょうど見ごろを迎えそうだ。紅花の魅力を見て、染めて、食べて満喫してほしい」と笑顔を見せた。
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