天童温泉をもっと盛り上げたいと、若手旅館経営者らが協力して、新たなスポットを生み出すことがきょう発表されました。
天童温泉の温泉街のほぼ中心、天童ホテルの駐車場の一角、こちらの場所にこれまでにない新しい観光施設がオープンすることになりました。
天童市鎌田本町、温泉地のほぼ中央に新たに誕生するのは、天童温泉屋台村「と横丁」です。この「と横丁」は地元の食材を使った料理を提供する店などを集めた屋台村です。地域活性化のための補助金を一部使用し、6100万円をかけ駐車場の一角に天童ホテルが建設し、若手旅館経営者が共同で立ち上げた会社「DMC天童温泉」が運営を担当します。
きょうは建設現場で地鎮祭が開かれ、天童ホテルの押野茂 社長らが鍬入れなどを行い、工事の安全を祈りました。また、合わせて事業発表会も開かれ、今回の「と横丁」に対する思いが語られました。
屋台村は蔵をイメージしたつくりで、将棋の駒がモチーフのデザインを取り入れています。広さ16平方メートル、最大20人ほどが入れる店が8店舗入る予定です。そして、印象に残る「と横丁」という名前の理由もまさに天童ならでは。
天童温泉を訪れる人は、平成初期のピーク時には年間130万人を超えていましたが、現在は年間70万人に減少しています。観光誘客のきっかけとなるのか、「と横丁」は来月から参加店舗の募集を始め、来年1月中旬のオープンを目指すということです。
(前略)こうした屋台村の整備計画が、いま天童温泉で進められています。温泉街に全盛期の活気を呼び戻そうと動き出しているプロジェクトの全貌がきょう発表されました。
天童温泉街の中心部、天童ホテルのすぐ近く、こちらに新しく屋台村ができるそうです。
きょう天童温泉の建設予定地では、山本信治 天童市長ら関係者が出席し、地鎮祭が行われました。
屋台村の建設予定地は天童ホテルの第一駐車場跡地。中小企業庁から補助金を活用して、総事業費6000万円あまりかけて整備されます。
屋台村の名称は「『と』横丁」。将棋の駒「歩兵」(ふひょう)の裏に記された「と」の文字と、横町を組み合わせて命名されました。屋台村は地元の食材を使った料理や地酒が楽しめる、8つの店舗で構成。1店舗あたりの広さはおよそ16平方メートルで、カウンターが8席、テーブルが4席、軒先を含めると最大で20人が入店できるよう設計されているということです。
また一角には、観光客や湯治客らが将棋を指せる交流スペースも設けられます。この屋台村は、来月1日から出店者を募集するということです。
今から30年ほど前には年間120万人前後の観光客が訪れていた天童温泉、しかし最近は60万から70万人台で推移しているのが現状です。屋台村という新たな拠点が、温泉街のにぎわいを取り戻す起爆剤になるのか、営業開始は来年1月中旬を予定しています。
こういった屋台村、ほんとに県内各地に続々と出来ている印象があります。ここは、飲食スペースだけではなくて、将棋を指すことができるスペースもあるというところが特徴ですよね。そこが「天童らしさ」で、テーブルに将棋盤をもう刻んであって、お酒を飲みながら将棋を指せるそうなんです。あとはやはり、海外からのお客さんが増えることを想定して、メニューの表記を多言語化したり、電子決済サービスも導入する予定だということです。
屋台村で天童温泉街の賑わいを作り出します。
将棋をモチーフにした屋台村が天童温泉に作られることになり、現地で地鎮祭が行われました。
屋台村ができるのは、天童ホテルが所有する温泉街中心部の駐車場で、関係者が集まって地鎮祭が行われました。名称の「天童温泉屋台村『と』横丁」は、将棋の「歩」が敵陣に入った時に変わる「と」に由来しています。屋台村を利用する客が、「歩」から「金」へ変わるくらい元気になって欲しいという願いが込められています。
屋台村の建物は、広さ190平方メートルの木造平屋建てで、テナントは8店舗、来月、入居者を募集するということです。総事業費は6100万円で、このうち3分の2にあたる3700万円は中小企業庁の補助金を活用します。
工事は今日から着手し、来年1月中旬の開業を予定しています。
天童ホテル(天童市、押野茂 社長)は11日、天童温泉街に計画を進める屋台村の事業概要を発表した。天童織田藩の蔵をイメージした造りで、飲食しながら将棋も指せる。来年1月のオープンを目指す。
同ホテル第一駐車場の敷地約460平方メートルに、木造平屋3棟(計約197平方メートル)を新築する。8店舗からなり、1店舗当たり16平方メートルでカウンターとテーブル、軒先の計20席。共同トイレのほか、将棋盤が彫り込まれた石の対局テーブルを置く広場を設ける。
名称は「天童温泉屋台村『と横丁』」。「歩」が敵陣に入り成った「と」に由来する。天童温泉の年間観光客はピークだった平成初めの130万人から70万人まで減少しており、「温泉街の起爆剤に」(押野社長)との思いを込めた。インバウンド(海外からの旅行)に対応するため、多言語ホームページや電子決済システムを導入するという。
総事業費は6100万円。DMC天童温泉、天童温泉協同組合と連携して国の商店街活性化・観光消費創出事業の採択を受け、3700万円の補助金を活用する。10月に出店者の募集を始める。
この日、現地で地鎮祭を行った。押野社長は約40人の出席者を前に「カランコロンというげたの音でにぎわった時代を復活させたい」とあいさつした。
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