将棋駒が浮かび上がるグリーンカレーが1日、天童市役所の食堂「いなほきっちん」のメニューに加わった。天童商工会議所が進める成長戦略「コマノミクス」の新たな矢だ。名付けて「将棋(こま)カレー」。
担当者によると、将棋の起源はインドのゲーム・チャトランガ。東南アジアを通って日本に伝来し、升目の中に駒を進めるタイのマークルックが将棋に最も近い。そこで、タイ料理グリーンカレーの登場だ。こじつけっぽいが、要は「将棋のルーツに思いをはせる勝負飯として売り込みたい」。
店主の布施圭彦さん(51)自作の型枠から出した五角形のご飯に、パセリパウダーで「歩」を描く。カレールウを流し込み、素揚げの野菜を添え、ココナツミルクを垂らして出来上がり。小鉢が付いて600円。布施さんは「スパイシーさが際立つ夏の味です」と太鼓判を押す。
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