天童市の「ひまわり迷路」が見頃を迎え、30日にオープンした。5万本以上がすくすくと咲きそろった園内で、子どもたちの歓声が上がった。
地元の干布地域づくり委員会が遊休農地を活用して実施しており、18年目を迎える。干布小と交流する東京・四谷小児童を歓迎する取り組みとして始めたが、旅行ガイドブックにも掲載される名所に成長した。
国道13号に面したカワチ薬品天童店駐車場向かい側、黄色い花畑はドライバーの目を引く。今年は近年にないさきっぷりだといい、特設の展望台に上がると、太陽を浴びた大輪が一斉にこちらを見詰めてくるようだ。5万本が50アールに咲き、迷路は500メートルに及ぶ。同委メンバーの近野和弘さん(64)は「ゴーゴーゴーで天童の夏を元気づけたいですね」と話した。
開園式には、山本信治天童市長や近くの小百合保育園の年長児24人が参加。背丈をすっぽり隠す迷路に入った園児たちは「トンボがいっぱい」「森みたい」とはしゃぎながらゴールを目指した。入園は自由で、8月10日ぐらいまで楽しめそうという。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |