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天童のニュース(平成30年6月13日) (最終更新:2018年6月13日)

2018年6月13日(水) 

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[朝日新聞]天童の子、将棋に夢中 連盟支部の会員、過去最多

藤井聡太七段の活躍などによる将棋人気を受けて、山形県天童市の天童将棋交流室が活況だ。管理運営する日本将棋連盟天童支部の高校生以下の会員数は、5月時点で過去最多の146人。「将棋のまち天童からプロ棋士を」。1986(昭和61)年から子ども向けの教室を続けてきた支部の期待は高まっている。

 4月中旬の土曜、午後1時からの少年少女将棋教室を訪ねた。午後2時までは入門・初心者が対象で、入りたての子が多い。指導役の天童支部役員が対局中の姿勢やいすの高さ、駒の向きなどをチェックする。大泉義美会長(72)は「背筋を伸ばせば間違いが少なくなるよ」と呼びかけた。

 対局のピークは、中級者以上が参加する午後3時過ぎ。約15枚の将棋盤が置けるテーブル席だけでは足りず、座敷に次々と将棋盤と駒、座布団が並べられた。座敷も対局者で埋まっていく。座布団なしで対局する子どもたちも。この日、子ども85人が受講し、うち3人が入会した。初めて来たという天童市内の小学5年の男児(10)は「考えるところが楽しい」と話した。

 天童支部によると、会員数は2002年度の273人をピークに減少傾向にあったが、14年度(184人)以降は子どもの入会が相次ぎ、再び増加中。高校生以下の割合は今年2月に過半数に達した。

 大幅に増えたのは、藤井七段が30年ぶりの新記録となる29連勝を達成した昨年6月以降。毎週数人ずつ子どもが入会してきたといい「パニック状態になった」(大泉会長)。昨年9月からは開室時間を1時間早め、同じだった初心者と初級者の開始時間を分けた。

 天童の地元出身のプロ棋士はまだいない。ただ、12年から教室に通っている中山町の中学3年、渡辺東英(はるひで)さんが16年、支部では初めて、プロ棋士を養成する「奨励会」の入会試験に合格した。今年も、小中学生の会員2人が入会試験に挑む予定だ。大泉会長の夢は広がる。「将棋が強いだけでなく人間としても立派で、まちや将棋界のためになるプロ棋士が出てくれれば」

県出身のプロ棋士3人

 県内出身のプロ将棋棋士は、鶴岡市出身の故・北楯(きただて)修哉九段(1912〜97)と、西川町出身で2014年に引退した飯田弘之七段(56)、酒田市出身で現役の阿部健治郎七段(29)の3人がいる。

 北楯九段は故・木村義雄十四世名人門下。日本将棋連盟理事を長く務めた。飯田七段は05年に北陸先端科学技術大学院大学(石川県)の教授に就き、人工知能やコンピューターゲームについて研究している。阿部七段は09年に四段昇段。昨年の人間将棋で兄弟子の三浦弘行九段(44)と対局した。

(朝日新聞 2018年6月13日より)
(関連ページ)
■天童のニュース:サクランボ
http://www.ikechang.com/news/cherry.html
■山形県:平成30年産さくらんぼ作柄調査の実施について(外部サイト)
http://www.pref.yamagata.jp/pickup/interview/pressrelease/2018/05/16085710/

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