20年目　青の下に集え　モンテディオ山形キックオフイベント

　サッカーＪ2・モンテディオ山形の2018年シーズンのキックオフイベントが14日、天童市の県総合運動公園総合体育館で開かれた。新加入選手を紹介したほか、今季のスローガンや新ユニホームを発表。チームと訪れたサポーター約２千人が戦いに向け一体感を高めた。

　イベント冒頭に森谷俊雄社長が18年シーズンのスローガン「For The Blue（フォー・ザ・ブルー）」を発表した。チームカラーを前面に出し、選手やサポーター、地域が一丸で臨む姿勢を表現。今季はクラブ法人化20周年に当たり、森谷社長は「新たな歴史をつくるため、青の下に思いを結集し戦い抜こう」と呼び掛けた。

　公開された新加入選手記者会見には、来日手続き中のＤＦジャイロ・ロドリゲス選手を除く11選手が出席した。中井川茂敏取締役が強化方針の３本柱として▽得点力向上▽守備の安定▽年齢やポジション、特長などのバランス―を挙げ、木山隆之（たかし）監督が「昨季までの選手と融合し、Ｊ１に昇格できる、そして戦えるチームをつくる」と強調した。

　各選手は自身の特長や新天地での抱負を語った。チャンスメークに期待がかかるブラジル国籍のＭＦアルバロ・ロドリゲス選手は「視野の広さ、ドリブル技術を見てほしい」。日本代表経験もあるＤＦ坂井達弥選手は「チームが向上心を持てるようなコーチングやプレーをしたい」、強豪の青森山田高から加入したＦＷ中村駿太選手は「ゴールに向かう姿勢を出す」と語った。

　他に昨季から継続してプレーする選手らが加わり、事前に募った質問に答える企画などもあった。最後にＭＦ松岡亮輔選手が「内容と結果を求めてＪ１に上っていきたい」と気合十分に語り、サポーターのスポーツ県民歌で締めくくった。

新ユニホーム発表縦じま、黄色4季ぶり復活

　イベントの中で新ユニホームが発表された。テーマは昨季と同じ「加速力」で、４季ぶりに縦じまと黄色のデザインを採用し、左袖に20周年記念ロゴを施した。主にホームで使う縦じまのファーストは、腹部の模様で出羽三山の山並み、脇の切れ込みでスピード感をそれぞれ表現した。セカンドはＪ１初陣で着用した黄色を再現し、サードは昨季も着用した白を使用する。ＧＫ用はファーストが緑、セカンドは黒とした。ニューバランスとのサプライヤー契約を継続し、生地は独自素材を使った。

　スポンサーは昨季と同様で、胸に「アビームコンサルティング」（東京）、背中に山形つや姫ブランド化戦略推進本部の「つや姫」、左袖に「でん六」（山形市）、ショーツ前左側に「平田牧場」（酒田市）が入った。

【今季所属選手と背番号】

（※は新加入、左から背番号、ポジション、名前、年齢）
1　ＧＫ児玉剛(30)
2　ＤＦジャイロ・ロドリゲス(25)※
3　ＤＦ栗山直樹(27)
4　ＤＦ三鬼海(24)※
5　ＤＦ茂木力也(21)
6　ＤＦ山田拓巳(28)
7　ＭＦ松岡亮輔(33)
8　ＭＦアルバロ・ロドリゲス(24)※
9　ＦＷフェリペ・アウベス(27)※
10　ＦＷ瀬沼優司(27)
11　ＦＷ阪野豊史(27)
14　ＭＦ本田拓也(32)
15　ＤＦ加賀健一(34)
16　ＭＦ小林成豪(24)※
17　ＭＦ中村駿(23)
18　ＭＦ南秀仁(24)
19　ＤＦ松本怜大(27)※
20　ＭＦ安西海斗(19)
21　ＧＫ櫛引政敏(24)※
22　ＦＷ中村駿太(18)※
23　ＤＦ熊本雄太(22)※
25　ＭＦ汰木康也(22)
27　ＦＷ北川柊斗(22)※
28　ＧＫ摂津颯登(21)
29　ＭＦ具本赫(19)
33　ＤＦ西村竜馬(24)
35　ＤＦ坂井達弥(27)※
39　ＦＷ中山仁斗(25)
40　ＧＫ射庭康太朗(22)※