天童高家庭クラブ(高橋瑞季会長)が、天童織田藩や信長にちなんだ「織田めし」献立の4カ国語翻訳パンフレットを作製し、30日、天童温泉協同組合(山口敦史理事長)に千部を寄贈した。
織田めしは天童観光女士会が考案したメニュー。信長が考案したメニュー。信長が桶狭間の戦い前にかき込んだとされる湯漬け飯、藩が推奨した紅花の若菜を使った天ぷらなど5品からなり、食事に取り入れている温泉旅館もある。インバウンド(訪日外国人客)拡大に一役買って地域社会とのつながりを強めようと、同クラブは昨年度、翻訳パンフレットの作製に取り組んだ。
日本語のほか英語、中国語、韓国語の4カ国語に翻訳。英語と韓国語は授業履修している生徒が担当、中国語は市内に住む出身者の協力を得た。本土で使われる簡体字のみを予定していたが、台湾客が増えているため繁体字を追加した。
贈呈式は松の湯で行われ、いずれも3年の高橋会長、今田悠斗さん、林龍之介さん、折原大地さん、山本楽人さんの5人が出席。パンフレットを受け取った山口理事長はお礼を述べるとともに「天童温泉で一緒にさまざまな取り組みを展開していきましょう」と呼び掛けた。
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