天童市北部を流れる押切川で3日、サケの稚魚の放流が行われ、天童北部小(元木満校長)の2年生約70人が「食べられないで帰ってきてね」と約2万匹の稚魚を見送った。
天童北部地域づくり委員会などが主催。大町サケふ化場の小座間晃さん(70)の協力で続けており、12回目。放流のおかげで押切川には毎年、サケが遡上(そじょう)している。
今回の稚魚も昨年11月に押切川で採卵した地元生まれ。ほぼボランティアで稚魚を提供している小座間さんは「将来にわたって、子どもたちが川をきれいにしてくれることを期待している」と話す。
児童たちは、3センチほどの稚魚をプラスチックの容器に入れてもらい、川沿いに並んで放流。「かわいいから放したくない」「元気に大きくなってね」と声を掛けていた。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |