画像:天童市の観光ガイド タイトル
天童のニュース(平成27年11月18日) (最終更新:2015年11月23日)

2015年11月18日(水) 楽天2軍、本拠地を宮城県に統一

画像:最高気温最高気温 13.5度 画像:最低気温最低気温 12.8度 画像:あめ天気:あめ)

 プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグスルの2軍が、本拠地を山形県から引き上げ、宮城県に一本化することが11月17日に報道されました。

 天童市では「天童市ホームタウンTENDO推進協議会」を組織し、天童市に本拠地を置くサッカーJ1・モンテディオ山形、V・プレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングス、東北楽天2軍を支援してきました。

 昨年、パイオニアの廃部では天童市内に激震が走りましたが、今回の楽天2軍については、引き続き試合を開催する意向が伝えられていますので、今のところは「これまでと変わりはない」という反応が広がっています。

山形新聞:プロ野球 楽天2軍 本拠地本県から撤退 来年以降「試合数は同程度」
山形新聞:プロ野球・楽天2軍本拠地撤退 スポーツ振興など連携 県、球団との協定で検討
読売新聞:楽天二軍本拠地 県内から撤退へ…宮城に統一

プロ野球 楽天2軍 本拠地本県から撤退 来年以降「試合数は同程度」

 プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団(仙台市)が、2軍本拠地としている中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(県野球場)と天童市スポーツセンター野球場を、来季以降は本拠地としない方針であることが分かった。山形新聞の取材に楽天側は「2軍が所属する)イースタンリーグからの要請があり、判断した。だが、来年も、今季と同数程度の試合を山形県で行いたい」としており、本県での2軍戦開催には今後も力を入れるという。県は今後の本県開催に向け、支援のための協定を球団側と結ぶ方向で調整している。

 現在は宮城県の楽天Koboスタジアム宮城(仙台市)と利府球場(利府町)を含め2県の4球場を本拠地としている。楽天によると、同リーグの会合の中で、2012年ごろから本拠地を1県にするよう要請があった。13年から3年間を猶予期間とすることが決まり、今年が最終年という。2軍本拠地を宮城県とする理由について球団は▽1軍本拠地が仙台でありチーム強化と運営の観点から利便性が高い▽選手の多くが仙台市に住んでいる―などとした。日本野球機構(NPB)の同リーグ担当者は取材に「本拠地がある県は一つであるべきあ」と話した。

 荘銀・日新スタジアムを所有する県と同球場がある中山町、天童市にはこの方針を既に伝達。協定は、こうした事態を受け検討している。

 楽天2軍本拠地をめぐっては、球団創設の2004年に県野球場をホームグラウンドとすることを決め、天童市内の施設も活用することにした。だが06年からは練習拠点が宮城県に移転。08年には利府町が誘致に名乗りを上げ両県に本拠地が存在していた。

 本県で実施した楽天2軍戦(他球場を含む)は、05年は43試合だったが、06年は28試合、09年は13試合、14年と今年はともに8試合と徐々に減少。球団は「来季は未定で、相手チームとの兼ね合いもあるが、山形県での強い愛を減らすという考えはない」と説明。「小学生への球団帽子プレゼントや野球教室、祭りへの参加など地域密着活動にも力を入れていく」と話している。また同リーグでは本拠地球場で試合を行う場合、相手チームの旅費や宿泊費を7球団が等分負担しており、今後本k年の2球場での試合では楽天の支出が増える。楽天は「確かに経費は増すが、2軍の試合は山形県で引き続き行う」としている。

県内実施の楽天2軍戦

2005年 43試合
県=30 天=10 他=3
2006年 28試合
県=19 天=8 他=1
2007年 23試合
県=15 天=6 他=2
2008年 25試合
県=16 天=9
2009年 13試合
県=5 天=7 他=1
2010年 13試合
県=6 天=6 他=1
2011年 12試合
県=7 天=5
2012年 13試合
県=5 天=7 他=1
2013年 12試合
県=4 天=7 他=1
2014年 8試合
県=1 天=5 他=2
2015年 8試合
県=4 天=3 他=1
※県:県野球場、天:天童市スポーツセンター野球場
(山形新聞2015年11月17日 第25面より)

▲ページ先頭へ移動

プロ野球・楽天2軍本拠地撤退 スポーツ振興など連携 県、球団との協定で検討

 中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(県野球場)と天童市スポーツセンター野球場が来季からプロ野球・楽天2軍の本拠地でなくなる問題で、県が球団と結ぶ方向で調整している協定について▽県内のスポーツ振興▽青少年の健全育成の活動―に連携して取り組むという内容で検討していることが17日、分かった。

 楽天では、所属するイースタンリーグからの要請もあり本県の両球場を2軍本拠地としての位置付けから外す一方で、本県で2軍戦を今季と同数程度実施したいとしている。県は「本県から試合が撤退するわけではない。今までの活動をベースにこれまで以上に取り組みをしてほしい」(県民文化課スポーツ振興・地域活性化室)と、協定を結ぶ準備をしている。協定は球団と県、天童市、中山町の4者間で結ぶ方針。内容は調整中で時期も未定という。

 また県は県野球場の使用料について、楽天2軍の試合時は免除してきた。都市計画課では「球団が行ってきた、高校生以下の入場料無料化や地域密着活動を続けるかなどを見極めた上で、判断することになるだろう」と話している。

天童・中山の関係者らは…

 地元球場がプロ野球・楽天2軍の本拠地ではなくなる天童市と中山町の関係者らは17日、取材に対し「支援は続ける」「残念」などと語った。

 地元プロチームの応援を通じ地域活性化に取り組む天童市のホームタウンTENDO推進協議会(会長・山本信治天童市長)は、昨年、女子バレーボールのパイオニアレッドウィングスが廃部となり衝撃を受けたばかり。楽天については競技会への加盟を継続する方向で球団側と調整中で、山本市長は「協議会を通じて支援を続けていきたい」とコメントした。

 地域野球チームで監督を務める会社役員滝口晋さん(47)=同市北久野本3丁目=は「プロが身近にいることは子どもにとって大きな意味がある。地元出身の栗原健太選手の活躍が期待される中で本拠地撤退は残念」。球場近くに住み頻繁に観戦する自営業青柳恒久さん(73)=同市南小畑6丁目=「地域ボランティアも活発だったのにシビアな判断。野球熱が冷めることが心配」と話した。

 チームを応援する中山町支援本部の本部長である佐藤俊晴町長は「本拠地でなくなるのは残念だが、選手の背中を追う子どもたちも多いので、今後も変わらずに支援を続けていきたい」と話した。中山ベースボールクラブで主将を務める中山中3年信田拓人君(15)=同町長崎=は「楽天の選手は身近で一番大きな存在。プレーを見て学ぶ部分が多いので、中山でも変わらずに試合をしてほしい」と思いを吐露した。

(山形新聞2015年11月18日 第24面より)

▲ページ先頭へ移動

楽天二軍本拠地 県内から撤退へ…宮城に統一

 プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスは来季から、本県と宮城県にある二軍の本拠地を宮城県に統一し、山形県内から撤退することを決めた。イースタン・リーグから本拠地の統一を求められての措置。球団側は来季も、今季行われた8試合と同程度の試合数を県内で予定している。

 球団広報によると、同リーグから2012年に本拠地の統一を求められ、13年からの3年間に決めるよう告げられていた。一軍本拠地が宮城県にあることなどから、二軍本拠地も宮城県とすることを決めた。

 球団創設以来、二軍は中山町の山形県野球場(荘銀・日新スタジアム)が本拠地とされ、天童市など県内の野球場で試合が行われてきた。09年シーズンからは宮城県利府町も本拠地とされ、山形県内での試合数は減っていた。球団広報は「球団として望んだことではない。イベントも従来通り実施し、これまでと変わりがないようにしたい」としている。

(読売新聞2015年11月18日より)
(関連ページ)
■天童のニュース:野球
http://www.ikechang.com/news/news820.htm

▲ページ先頭へ移動

画像:前へ前の日へ... 今月の見出しへ... 次の日へ...画像:次へ


「天童市の観光ガイド」は個人が開設している天童市応援サイトです。リンクはご自由にどうぞ。
広告掲載など各種お問合せはWebサイトのご利用についてをご覧ください。

画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
このページに掲載されている文章や写真の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2015 Tetsuya TAKAHASHI and "Ikechang" All Rights Reserved.