東根市外二市一町立衛生処理組合議会の臨時会が20日、東根市議場で開かれ、証紙条例、廃棄物の処理および清掃に関する条例をそれぞれ改正する2議案を原案通り可決し、閉会した。これにより、2016年4月1日から指定ごみ袋の証紙手数料は10円引き上げられる。値上げは04年度以来。
施設維持管理費や処理原価などの増大に伴う改定。可燃ごみの指定袋は、大袋(35リットル)が40円から50円、小袋(25リットル)が30円から40円、最小袋(15リットル)が20円から30円に、それぞれ引き上げる。不燃系ごみ袋は、「資源物」「もやせないごみ」が大袋(45リットル)40円から50円、小袋(30リットル)30円から40円に改定。現行で大袋(45リットル)40円、小袋(30リットル)30円の「プラスチック製容器包装類」は大袋を50リットル、小袋を35リットルに増量した上で各10円値上げする。
受益者負担率は可燃ごみが約40%から約50%に、不燃系ごみが約30%から約40%に、それぞれ上昇。新しい指定袋は16年4月1日から適用・販売となる。現行の袋は経過措置として17年3月末まで使用可能としている。
同組合は13年度に策定した長期財政計画(14〜19年度)に証紙・処理手数料の値上げ方針を盛り込んでいる。15年度から直接搬入するごみやし尿などの処理手数料を引き上げた。
また東根市議会の改選に伴う議長選を行い、指名推選で東根市議の森谷政志氏(68)=同市長瀞=を選出した。議会運営委員に同市議の河村豊氏(49)=同市野田=を選任、副委員長に互選した。
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