全米日本酒歓評会がホノルルのハワイ・コンベンション・センターで7月28日(火)・29日(水)に開催され、 全米日本酒歓評会は、日本とアメリカの10人の審査員がおよそ350点の出品酒を評価し、上位の得点の出品酒に金賞と銀賞が授与されます。そして、金賞ののなかから総合評価で特に高得点を獲得した出品酒に「グランプリ」と「準グランプリ」が授与されます。
米ハワイで開かれた第15回全米日本酒歓評会の審査結果が公表され、本県酒蔵の23銘柄が金賞に輝いた。昨年より2銘柄多く、都道府県別の金賞獲得数は全国一。2位の福井県(10銘柄)を大きく引き離した。さらに、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得たグランプリに、吟醸部門で出羽桜酒造(天童市)の「出羽桜出羽燦々(さんさん)純米吟醸」が選ばれた。
グランプリの「出羽燦々純米吟醸」は、米の芳醇(ほうじゅん)なうまみと程よい酸味のバランスが取れた銘柄。同社は初回から15年連続で金賞を受賞している。準グランプリは県内から3点で、いずれも同社の銘柄。吟醸部門で「出羽桜桜花吟醸酒」が、大吟醸B部門で「出羽桜一路純米大吟醸」と「出羽桜純米大吟醸原酒」が選ばれた。
日本酒の愛好団体「国際酒会」(本部・ハワイ)が、主催する歓評会。今年は、日本と米国の167社から過去最多の391銘柄が出品された。本県からは19蔵元が49品を出品。先月下旬、▽大吟醸A(精米歩合40%以下)▽大吟醸B(同50%以下)▽吟醸▽純米―の4部門で日米の酒類関係者らが香りや味わいを審査した。
受賞酒をはじめとする出品銘柄は、先月31日にハワイで開催された利き酒イベント「ジョイ・オブ・サケ・ホノルル」で提供され、1600人超の来場者がテイスティングを楽しんだ。ジョイ・オブ・サケは11月5日に東京でも開かれる。
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