任意の自治体に寄付をすると個人住民税などが軽減される「ふるさと納税」で、2014年度の申請額が県内トップで推移しちえる天童市は16日、寄付額が5億円を超えたと発表した。返礼品として15年産のサクランボ「佐藤錦」の予約を受け付けたところ、申請が1万件を超えた。
市の15日現在の集計で、全体の申請が4万4209件(申請者4万1907人)、寄付額が計5億78万円となった。「佐藤錦」の予約は11月から受け付け、同日までに1万833件に上り、全体の約4分の1を占めた。他の返礼品で申請が多いリンゴや天童牛の品目は2千〜3千件で推移しており、本県産サクランボの人気の高さを裏付けた。50万円相当の高級家具が贈られる100万円の寄付にも14件の申請があった。
同市は「冬場は返礼品の果実がなくなるが、サクランボの予約が押し上げてくれた。来年度は食品以外の品目も充実させたい」と話していた。
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