サポーター同伴で婚活　背中を押す先輩、友人と共に

　県内で近年、結婚支援の婚活パーティー数多く開催されているが、参加者の積極性やコミュニケーション力が不足しているためか、続々とカップルが誕生するまでには至っていないのが現状のようだ。こうした状況を踏まえ、自己アピールや連絡先の交換などを支援する仲人役の「婚活サポーター」が参加者に同伴する交流パーティーが10月、天童市で開催される。

　「パーティー終盤で孤立したり、同性だけのグループで盛り上がったりする状況に歯がゆさを感じる」。これまで多くのパーティーを主催し、今回の企画に当たった天童商工会議所青年部の緑英樹会長（44歳）、山形法人会青年部の山口清彦顧問（43歳）は口をそろえる。ビンゴやダンスなどのイベントの時間帯は異性と交流できても、フリータイムになると腰が重くなり、連絡先も交換できずにチャンスを逃すケースが多いという。

　婚活サポーターは既婚が条件で、結婚を求める参加者の上司、先輩、友人らを想定。緑会長は「一般的な仲人では堅苦しい。既婚の経験を生かし、独身者の引き立て役を担ってほしい」と話す。自らは言いづらいセールスポイントを紹介したり、連絡先を交換できない場合に背中を押すことに期待する。

　これまで10回以上にわたって婚活パーティーを企画してきた山口さんは「元気が良すぎて司会者から注意を受けるような参加者を見たことがない。一歩を踏み出せない後輩や友人のために人肌脱いでほしい」と参加を呼びかける。

　パーティーは10月18日午後7時から。参加費は独身者と婚活サポーターの2人分で7000円。独身者のみの場合は3500円。場所は天童市のアンジェリーナ。参加者の居住地は問わないが、山形、寒河江、上山、村山、東根、中山、河北の各市長を芽久売る無料送迎バスを運行する。申し込みは30日まで。問い合わせは天童商工会議所023(654)3511。