アメリカ・ハワイで開かれた「全米日本酒歓評会」の審査結果が公表され、本県から出品された18銘柄が金賞に輝いた。昨年より5つ多く、都道府県別の金賞獲得数は全国トップ。2位の兵庫(10銘柄)を大きく上回るなど、「切れのよさ」を持ち味とする県産日本酒が海外でも高く評価された格好だ。
米国の日本酒愛好団体・国際酒会(本部・ハワイ)が主催。▽大吟醸A(精米歩合40%以下)▽大吟醸B(同50%以下)▽吟醸(同60%以下)▽純米(同70%以下)の4部門に388銘柄が出品され、日米合わせて10人の酒類の関係者や専門家らが香りや味、バランスなどを審査した。
県内からは22蔵元が計52銘柄を出品。13、14日に行われた審査で、10蔵元の18銘柄が金賞、11蔵元の14銘柄が銀賞、それぞれ選ばれた。金賞、銀賞とも獲得数は本県が最も多く、県内の蔵元と酒質向上に取り組む県工業技術センターの石垣浩佳酒類研究科長は「出品数が増加傾向の中でも高い入賞率を維持しており、上々の成績」と評価する。
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