天童勢　小中Ｗ優勝　市の資金活用、強化策実る

県道場少年剣道大会の団体戦　市長に報告　全国での活躍誓う

　全日本剣道道場連盟が主催する県道場少年剣道大会の団体戦で、天童市内のチームが小学生、中学生の部でそれぞれ優勝を果たし、山本信治市長に結果を報告した。市剣道連盟の関係者は、市のジュニアスポーツ育成資金を活用して実施した遠征、強豪チームとの練習試合で底上げにつながり、初のダブル優勝に結び付いたとし、全国での活躍を誓った。

　小学生の部で優勝したのは「ましみず県童会」（三沢康二郎代表）で、メンバーは結城遼平君（天童南部6年）山口晴透君（長岡6年）大内琴音さん（高擶5年）石川椋也君（神町5年）藤田涼平君（長岡4年）藤田大夢君（同6年）。中学生の部は「天童舞鶴剣道道場」（国井誠悦代表）でメンバーは神村海遊さん（天童一3年）福田直人君（同2年）鑓水志帆さん（天童四3年）富樫勇太君（天童一3年）仲野海音君（天童四3年）。

　全メンバーと保護者、指導者らが17日、山本市長を訪問した。市剣道連盟理事長を務める三沢代表は「天童市のチームが小学、中学ともに優勝できたのは快挙。今年で4年目を迎えるジュニア育成資金を活用して充実した練習ができ、結果が残せた」と説明した。選手代表が「心を一つに全国でも頑張りたい」と意気込みを語り、山本市長は「指導者、保護者が一体となった支援が結実した。もう一段上を目指して頑張って」と激励した。

　県大会は5月19日に長井市で開かれた。全国大会は7月30、31の両日、東京の日本武道館で開催される。