富山駅北口から北にある富山湾に向かって富山ライトレールが走っています。富山ライトレールは旧・JR富山港線を引き継いだ第3セクター方式の鉄道です。

JR富山駅の北口を出ると、目の前に富山ライトレールが停まっています。車内まで徒歩10秒。南口から北口へは地下道を渡ります。

富山ライトレールはどこから乗り降りしても片道200円。富山駅北からおよそ7キロ離れた終点の岩瀬浜までを25分程度で結びます。また、蓮町と岩瀬浜からはフィーダーバスで接続されていて、地域の足・観光客の足として活用されています。

富山ライトレール「ポートラム」は2両編成で、どちらの車両にも運転台があります。大きな窓と静かな走行音が特徴で、外の景色を楽しみながら過ごすことができます。

富山駅北から奥田中学校前までは路面電車、奥田中学校前から岩瀬浜までは旧富山港線を走ります。路面電車区間は自動車とおなじ信号機で進みます。

終点・岩瀬浜の駅前広場。ホームをはさんで、ポートラムからフィーダーバスへ直接乗り込むことができます。

岩瀬浜から徒歩１分のところにある岩瀬カナル会館（観光物産協会）まで、線路沿いに歩道が整備されています。

県道1号から岩瀬カナル会館を眺めたところ。特産品や富山ライトレールのグッズ、レストランなどがあります。また、無料のレンタルサイクルもあります。

岩瀬カナル会館のテラス前には係留場があり、たくさんのプレジャーボートが留められていました。ここからは遊覧船のクルーズも運行されています。

岩瀬浜駅から徒歩10分ほどのところにある富山港展望台。高さ24.85mのうち展望台は地上20mのところにあり、階段で上ることができます。

富山港展望台から岩瀬浜方面を眺めたところです。空の下に見えるのは富山港の海です。海に近いためか、瓦屋根の家が多いのに気づきました。

富山港展望台から南のほうに目をやると、富山県営三号上屋の付近に中古自動車や鉄くずなどが山積されていました。酒田港でもそうですが、中古自動車はロシアなどに輸出されているようです。