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天童のニュース(平成23年4月6日) (最終更新:2011年4月6日)

2011年4月6日(水) 内科医の鞍掛さん、避難所で弾き語りのボランティア

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 東日本大震災を受けて、天童市スポーツセンターには福島県などから100名を超える方々が身を寄せています。そんな皆さんを元気づけようと、巡回診療と弾き語りのボランティアで訪れている天童市内の開業医・鞍掛彰秀(くらかけ・あきひで)さんの様子が、4月5日のNHK山形ニュースで放送されました。以下、ニュース映像の紹介です。

「避難所に“心の歌”を」

山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
震災と原発の事故で、天童市内の避難所には100人あまりの人たちがふるさとを離れて生活しています。疲労が増していく人々のために、診療の傍ら音楽を通して心のケアを続けている1人の医師を、小川カメラマンが取材しました。
ナレーター(=小川裕生カメラマン)
弾き語りをしているのは内科医の鞍掛彰秀(くらかけ・あきひで)さん。山形県天童市の避難所で、週1、2回、演奏を行なっています。鞍掛さんはおなじ天童市内で開業しています。心の悩みをもった患者にも接し、音楽での癒しを考えました。診察が終わるとギターの練習です。
鞍掛彰秀さん
(練習の様子が映し出され…)
「まだダメだ。練習不足ですね。毎日ちょっとやると覚えます。5分でも10分でも指を使うのでちゃんとやらないと。」
(画面には「毎日1時間みっちりと・・・」のテロップ)
ナレーター
(画面に「避難所となっている天童市スポーツセンター」のテロップが映す出されて…)
この日は避難所に直行し、ボランティアで健康チェックを行ないます。
鞍掛彰秀さん
「(避難されている方に向かって)子どもたち大丈夫ね?体動かしてる?」(画面には薬を手渡す様子や子どもにオカリナで「忍たま乱太郎」のテーマ曲を聞かせる様子が写し出され「オカリナでアニメソングも・・・」のテロップ)
ナレーター
検診が一段落すると弾き語りの始まりです。
(画面には知床旅情の弾き語りに涙する避難者が映し出されて…)
「季節の歌ね!」次に歌詞が書かれた紙を渡します。
鞍掛彰秀さん
「みんなで。おなかから声が出るから、これが体に良いんです。」(「あー」と発声練習すると会場には笑い声が。そして「ふるさと」を合唱。)
ナレーター
好きな歌を歌うと元気が出ます。
避難者の女性
先生のギターを聞くと涙が出るんですよ。
避難者の男性
気持ちをほっとさせる。いやしというかなぐさめにもなるし。
ナレーター
1人の女性が話しかけてきました。「ありがとう(涙)」
鞍掛彰秀さん
「せめてここにいる間ぐらい、少しでもなごんでいただきたいと思います。」「少しでも明日を見据えて、一歩一歩進んでいただきたいと思います。」
ナレーター
ふるさとを離れて過ごす人たちの心に、優しい音色が響きます。
山田朋生(やまだ・ともき)アナウンサー
鞍掛さんは地元の懐メロ愛好会や男声合唱団のメンバーにもなっていて、レパートリーは100曲以上もあります。そして鞍掛さんは「避難している人が天童市内にいる限り、巡回診療とともに心をケアする演奏を続けていきたい」と話しています。

(NHK山形ニュース2011年4月5日より)
(関連ページ)
■天童のニュース:東日本大震災・地震
http://www.ikechang.com/news/earthquake.html
■天童のニュース:ボランティア・各種団体
http://www.ikechang.com/news/news160.htm
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