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天童のニュース(平成21年8月・第3週) (最終更新:2009年11月13日)

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2009年8月16日(日) 天童市、2010年4月からゴミ分別をさらに細分化
画像:最高気温最高気温 33.4度 画像:最低気温最低気温 20.2度 画像:はれ天気:はれ)

 天童市の広報誌「市報てんどう」8月15日号に、2010年(平成22年)4月からゴミ分別をらさに細分化するチラシが折り込みされました。分別収集が始まるのはプラスチック製容器包装類で、新たに販売されるオレンジ色の指定袋(大:45リットル10枚入り400円、小:30リットル10枚入り300円)に入れてごみステーションに出すことになります。

 プラスチック製容器包装類というのは、スーパーで肉や魚が売られている際の食品トレイやペットボトルのラベル、卵のパックやみかんのネットなど「プラマーク」がついているものが該当します。これまでは赤色の「もやせるゴミ」の袋に入れて出していましたが、これらを新たに分別回収して、プラスチック板や植木鉢、擬木の材料としてリサイクルしたり、燃料としてリサイクルしたりします。

 天童市のごみ処理は、東根市、村山市、河北町とともに東根市外二市一町共立衛生処理組合(愛称:クリーンピア共立)を組織し、それぞれの自治体から負担金を出し合って対応しています。天童市はこれらの自治体で最も人口が多く、ごみも最も多く出すということで、負担金も最も高く、2009年度(平成21年度)は3億1,244万2,000円を支出しています。分別の種類が増えると「手間がかかる」「面倒くさい」と思いがちですが、手間をかけることによって支出金を減らすことができるのであれば、まわりまわって自分たちが得をすることにつながります。これから来年の4月まで、天童市内の各地区で説明会が行われるそうですので、分別がスムーズにスタートするように、疑問点はスッキリ解決して欲しいと思います。

(関連ページ)
■天童のニュース:環境政策
http://www.ikechang.com/news/news684.htm
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2009年8月15日(土) アウェイ京都戦にみるホームタウンとして天童市が考えること
画像:最高気温最高気温 31.1度 画像:最低気温最低気温 18.6度 画像:くもり天気:くもり)

 お盆やすみ終盤の8月15日、モンテディオ山形はアウェイ・京都で京都サンガF.C.とのJ1リーグ戦第21節に臨みました。お盆という時期と京都までの移動距離(1人で0泊3日の往復運転はかなりキツそう)、8月14日は山形大花火大会もあるということでギリギリまで行くかどうか迷ったものの、在京サポーターの「BAD君」も参戦するということで「行けるなら行っとかないと!」と、8月14日にチケットを購入していざ京都へ!(残念ながらBAD君とサッカーマンの写真は撮り損ねました…)

 途中、帰省ラッシュの渋滞にはまるかと心配しましたが、8月14日午後8時過ぎに出発し、途中休憩をしながらも8月15日午前9時過ぎに西京極駅近くのコインパーキングへ無事に到着しました。駐車場には、すでにいくつもの山形ナンバーの車が…。北陸自動車道でモンテディオ山形のマグネットリボンをつけた車に何度か追い越されましたが、みなさんおなじ駐車場がお目当てだったようです。

1.ホームタウンとしての雰囲気づくり

写真:西京極駅のホーム
阪急京都線「西京極駅」のホームは至って普通
写真:京都サンガFCのノボリ旗
西京極駅前で唯一発見したノボリ旗

 キックオフは午後6時、スタジアムへの入場も午後4時ということで、時間までスタジアム周辺の散策、さらには嵐山方面へと足を伸ばし、保津川下りも満喫してきました。で、ちょっと不思議だったのが、「きょう、京都サンガF.C.対モンテディオ山形の試合があるよ」「京都にはJ1チームの京都サンガF.C.があるよ」という雰囲気がまったく感じられなかったことです。スタジアムの目の前にある阪急京都線「西京極駅」は至って普通の駅と変わりなく、子どもがサッカーボールを抱えた「夏休みはJリーグへ行こう!」のポスターが1枚張ってあるぐらいでした。

 わたしの見るべき場所がそもそも違っていたのか、J1サッカーチームがあるのが「あたりまえ」の状況になっているからなのか、対戦相手がモンテディオ山形だからなのか、それとも、人口規模が大きいため一部の盛り上がりでも成り立っているのか…。FC東京戦で味の素スタジアムに参戦した際には、スタジアム前の飛田給駅だけではなく、一帯の街路灯にチームフラッグが飾られていて「あぁFC東京のまちにやってきたんだなぁ」と実感したのを思い出しました。それと比べると、他のチームのことながらちょっとガッカリ…。そんな状況を目の当たりにして「みんなで応援しよう!」という雰囲気づくりはとても大切なことだと実感しました。

 山形県内では、スタジアムがある天童市はもちろん、どこの市町村でも(古い・新しいは別にして)ノボリ旗やポスター、サポート自動販売機、マグネットリボンを貼り付けた車など、なんらかの形でモンテディオ山形の存在を目にします。「J1昇格したばかりだから盛り上がっている」のが当然の理由ですが、この盛り上がりをこれからも継続していくことが必要だと改めて思いました。「その存在の大きさを、失ってから初めて気づく」という経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。そのような後悔をしないよう、1人1人ができる範囲で、できる形でモンテディオ山形をサポートしていこう!という雰囲気づくりが大切だと思います。

(関連ページ)
■天童のニュース:モンテのホームタウン天童市の課題(FC東京戦) (2009.03.21)
http://www.ikechang.com/news/2009/news0903j4.html#20090321
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2.スタジアムまでのアクセス

写真:スタジアム入り口のアーチ
西京極駅からスタジアムまでは徒歩5分ほど

 まず、スタジアム周辺の雰囲気で思うところがありましたが、スタジアムまで行く途中でも気づいた点がありました。「アウェイ参戦する人はよっぽど好きな人だからきちんと調べてくるのが当たり前」なのは重々承知なのですが、駅周辺からスタジアムまでの案内看板がないのも…。たまたま京都のユニフォームを着た人を見つけ、あとについていって無事にスタジアムに到着しました。

 NDソフトスタジアム山形の場合、スタジアムまでの主要道路には、要所要所に「Jリーグの駐車場はこちら」という旨の案内看板が立っています。ただ、欲を言えば、沿道にずら〜っとチームフラッグが掲げられていると、雰囲気が盛り上がるなぁと感じています。スタジアム南側の沿道には以前からチームフラッグが掲げられていますが、J1昇格した今年からは通行規制が行われ、スタジアム北側の干布地区(ほしぬのちく)の住宅街もしくは南側の工業団地を通って駐車場に入るようになりました。工業団地のほうは週末で会社がお休みのところがあるでしょうから仕方がありませんが、北側の住宅地については「住民のみなさんの協力でチームフラッグを掲げてくれればすごく雰囲気が出るのになぁ」と思いながら、毎試合、車で通っています。

 市販のチームフラッグは、一番大きなもので1つ3,000円弱。取り付けるポールは、ホームセンターで1本あたり1,000円弱で買うことができます。もちろん強制はできませんが、このぐらいのお値段であれば、それぞれのお宅で協力いただけるのでは…と思ってしまいます。

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3.スタジアム内のイベント(PR型)

写真:イベントの看板(紫で埋めつくそう!2009)
「紫で埋めつくそう!」の案内看板

 スタジアムの入り口付近は「サンガフレンズスクエア」として、さまざまなイベントが催されています。イベントその1「紫で埋めつくそう!2009『西京極スタジアムにユニフォームを着て行こう!キャンペーン』」では、先着合計1,000名にサンガ・オリジナル選手カードがプレゼントされます。

 モンテディオ山形の場合、ここ最近は「つや姫」ユニフォームもしくは青色のTシャツを着て応援する人たちが多いのであまり必要性はないかもしれませんが、「限定品」という言葉に弱い人は多いと思いますので、ここ一番の試合で「2万人の青色でスタジアムを染め上げよう!」という場合には実施してもいいかもしれません。

写真:スポンサーを紹介する掲示板
スポンサーのみなさんを紹介する掲示板
写真:スポンサーを紹介する掲示板
チケットを購入してくださっている企業も紹介します
写真:京都サンガFCの宣伝カー
京都サンガF.C.の広報車
写真:スタジアム前の特設テント
グッズやチケットなどのブースがたくさんあります
写真:山科区PRブース
この日は「山科区民デー」
写真:山科区PRブース
観光PRやなすびサブレの販売などがありました
写真:スタジアム前の特設テント
とにかくグッズ売り場がたくさんありました
写真:スタジアム前の子ども向け遊具
子ども向けのサッカーボール型のエアドームとすべり台
写真:スペシャルライブ
公式応援ソングCDの発売記念ライブも開催
写真:ゴミステーション(サンガフレンズスクエア)
ゴミの分別回収も分かりやすくなっています
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4.スタジアム内のイベント(参加型)

写真:ぬりえコーナー(サンガフレンズスクエア)

写真:ぬりえバーガー(サンガフレンズスクエア)
 非常に興味深いイベントがありました。1つ目は「サンガぬりえ」コーナー。のぞいてみると、選手1人1人のイラストが用意されていて、好きな選手のぬりえを楽しむことが出来ます。イラストはデザイン会社の方が描いたようでした。

 モンテディオ山形のホームゲームでは、子ども向けアトラクションとして「もんてらんど」でのキックターゲットやモンテスのエアドームがありますが、このようなぬりえや似顔絵コンテストがあると、さらにスタジアムに行く楽しみが増えると思います。ゴールデンウィーク中に行われた柏レイソル戦では、山形市にある東北芸術工科大学のみなさんがフェイスペインティングをされていましたが、このような活動もぜひご検討いただければと思います。

 興味深かった2つ目のイベントは、ケガをした選手のために千羽鶴を折るというイベントです。「渡邉大剛選手の回復を祈り千羽鶴を送ろう!」と題されたイベントは、龍谷大学・スポーツマネジメント研究室のみなさんが担当されていたようです。モンテディオ山形でも、ケガで長期離脱している選手がいますが、選手とサポーターの一体感がよりいっそう高まるいいイベントだなぁ、と思って眺めさせていただきました。
写真:ぬりえコーナー(サンガフレンズスクエア)
たくさんの子どもたちが参加していました
写真:ぬりえコーナー(サンガフレンズスクエア)
選手全員のイラストが用意されているようです
写真:似顔絵コンテスト(サンガフレンズスクエア)
似顔絵コンテストも同時開催
写真:千羽鶴を送ろう(サンガフレンズスクエア)
渡邉大剛選手の回復を祈り千羽鶴を送ろう!も開催

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5.飲食ブース「フードスタンド」

写真:フードスタンド(サンガフレンズスクエア)
コーヒーやカキ氷など、いろんなお店が出ていました
写真:フードスタンド(サンガフレンズスクエア)
お店はスタジアム入り口に向かう通路に並んでいます
写真:チキンケバブサンド(フードスタンド)
NDスタはビーフですが、こちらはチキンのケバブサンド
写真:サンガバナナ(フードスタンド)
サンガバナナは1房100円です
写真:佐世保バーガー(フードスタンド)
佐世保バーガーにはモンテサポも行列をつくりました
写真:佐世保バーガー(フードスタンド)
とにかくでかい!値段は1つ1,000円です
写真:佐世保バーガー(フードスタンド)

 つくっていく様子を眺めていましたが、1人は後ろのグリルでお肉を焼き、1人は前のグリルでパンを焼き、もう1人はサンドする具材を用意する、という役割分担でした。焼きあがったそばから3人が協力してトマトやレタスを乗せていってつくっていく、というよりも「組み立てていく」という表現がふさわしいような、とにかく超ド迫力の大きさです。

 下の写真をみていただくと分かるように、うちわが隠れるほどの大きさです。子どもはもちろんですが、大人でも完食するのはなかなか大変かも。

写真:佐世保バーガー
ウチワが隠れるほどの大きさです!
写真:佐世保バーガー
ボリューム満点でこれ1つでおなかいっぱい!
(関連ページ)
■京都サンガF.C.:フードスタンド(外部サイト)
http://www.sanga-fc.jp/game/sanga_friendssquare/friendssquare_view02.html
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6.スタジアム内の様子

写真:京都サンガF.C.対モンテディオ山形 写真:京都サンガF.C.のゴール裏

 知っている人たちはさして驚きもしませんでしたが、西京極の電光掲示板はカラーではないんです…。カラー表示が当たり前と思っている子どもたちを中心に「アレなに?!」といったざわめきが起きていましたが、ある意味、新鮮な経験だったと思います。こういう経験を通して、モンテディオ山形のほうが良い点や恵まれている点、逆に見直すべき点を発見することができます。

 “more than just Victory.”は「勝利以上のもの、勇気や希望、感動をスタジアムで!!」を意味しています。たしかに、自分よりも若い人たちが、私たちのふるさと「山形」を背負って頑張っている姿を見ると、「モンテディオ」というチームを超えて「山形」という地域・ふるさとを応援しているような感覚を覚えます。こういう経験ができるのも、モンテディオ山形がJ1という舞台にいるからこそです。この試合でも、山形から参戦した人たちと、山形出身で関西で活躍している人たちの交流が見られました。関西県人会の横断幕も掲げられていました。そしてわたしも、関西地方で生活する高校時代の同級生に偶然にもスタンドで再会することができました。

 こういうのも、やはりモンテディオ山形がJ1にいるからこそできる経験です。モンテディオ山形を通してたくさんの人たちがつながっている、新たな交流が生まれる、とても素敵なことだと思います。これからも多くの人たちがこのような経験をできるよう、「J1定着」を目指して、みんなでモンテディオ山形を応援していきましょう。
写真:コトノちゃんの携帯ストラップ

写真:パーサとコトノちゃん
試合前には、京都サンガF.C.のマスコットキャラクターたちが、モンテディオ山形のゴール裏まであいさつにやってきました。「au by KDDIスペシャルデー」として開催されたこともあって、コトノちゃんの手には携帯電話を持っています。よく見ると、ストラップは自分自身のキーホルダーです。

写真:スタジアムの大文字焼き
試合前の電光掲示板には京都のシンボルが
写真:京都サンガF.C.のビッグフラッグ
京都のゴール裏ではビッグフラッグもお目見えしました

写真:フェアサポートの呼びかけ

 ハーフタイムには「スタンドからはフェアサポートを」と書かれた横断幕がスタジアムを一周しました。もし、モンテディオ山形のホームゲームでおなじようなことをするとしたら、「ゴミは持ち帰ろう」とか「雨の日はポンチョで観戦を」とかがいいのかなぁ〜と思いながら眺めていました。どうも最近、試合後に自分で出したゴミをそのまま置いて帰る人が目立ってきました。子どもの目もあります。大人がきちんと見本を示すことが必要だと思います。

(関連ページ)
■天童のニュース:モンテディオ山形
http://www.ikechang.com/news/montedio.html
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2009年8月14日(金) 国交省と県、モンテ・ホームゲームの交通混雑緩和を発表
画像:最高気温最高気温 29.5度 画像:最低気温最低気温 20.8度 画像:はれ天気:はれ)

 8月15日付けの山形新聞によると、国道13号を管理する国土交通省と山形県などが、サッカーJ1・モンテディオ山形対浦和レッズ戦(7月4日・土曜日午後7時キックオフ)における交通混雑の調査結果を8月14日に発表したそうです。それによると、前回調査した鹿島アントラーズ戦(4月25日・土曜日午後2時キックオフ)と比べて、以下のような改善効果があったそうです。試合後の交通混雑緩和策として、国土交通省などは今年から

を行っていましたが、浦和レッズ戦に合わせて新たに を行いました。これによって、寒河江市・天童市西部方面への車と新庄市方面への車を早めに分けることができ、これまで以上にスムーズな交通処理が実現できたようです。国土交通省山形河川事務所では「前回調査はデーゲームで条件が異なるが、対策はうまくういったと考えている」とコメントしています。

<原町交差点・東側(スタジアム→国道13号)>
  浦和レッズ戦(7月4日) 鹿島アントラーズ戦(4月25日)
車列 500メートル 1,600メートル
信号待ち時間 3分30秒 12分11秒

<清池交差点・東側(スタジアム→国道13号)>
  浦和レッズ戦(7月4日) 鹿島アントラーズ戦(4月25日)
車列 400メートル 930メートル
信号待ち時間 2分35秒 16分10秒

(関連ページ)
■天童のニュース:モンテディオ山形
http://www.ikechang.com/news/montedio.html
■天童のニュース:一般道
http://www.ikechang.com/news/news420.htm
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2009年8月13日(木) 天童北部小学校、第5回文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦で第2位に
画像:最高気温最高気温 31.4度 画像:最低気温最低気温 22.2度 画像:くもり天気:くもり)
(2009年8月22日追記)
山形新聞8月20日号に掲載のコメントを追加。

 同じ小学校・中学校の生徒3名で戦う将棋の団体戦「第5回文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦」の決勝大会が8月13日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、山形県代表の天童市立天童北部小学校チームが昨年に引き続き2年連続で準優勝に輝きました。

 文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦は産経新聞社と日本将棋連盟の主催で開催されているもので、山形県予選会は6月21日に天童市の天童将棋交流室で、東日本大会は7月23日に東京都江東区のBumB東京スポーツ文化館で行われました。天童市立天童北部小学校チームのメンバーは次の3名で、佐藤大透くんと長沼康大くんは昨年も出場しています。

<天童市立天童北部小学校のメンバー>
  名前 学年
大将 佐藤大透(さとう・やまと)くん 6年
副将 長沼康大(ながぬま・やすひろ)くん 5年
先鋒 叶内紘介(かなうち・こうすけ)くん 4年

 7月23日に決勝大会進出を決めた際、天童北斗将棋教室支部の後藤さんは「1年目の去年は神懸かりとか奇跡と言われたけれど、2年連続ならば実力とほめられていい」とコメントしています。また、7月23日付けの産経新聞では勝又清和(かつまた・きよかず)六段のインタビューが紹介されていますが、天童将棋交流室での日本将棋連盟天童支部の活動が紹介されています。「将棋のまちからプロ棋士を」とこれまで地道に活動を続けてきたみなさんの努力が、実を結びつつあるように思います。

<勝又清和(かつまた・きよかず)六段のインタビュー(7月23日付け産経新聞)>

学校別対抗戦となって3回目ですが、傾向は?
小学校は地方、中学校は進学校や中高一貫校が目立ちます。
その背景は?
小学生の場合、地元に熱心な指導者がいるかどうかにかかっています。
具体的には?
代表例は山形県です。将棋駒の生産で有名な天童では、JR天童駅の駅舎1階に将棋道場があり、だれでも無料で指せます。毎週土曜日には天童支部の方々が中心になって将棋教室を開いており、天童北部小はこの教室で育った子が中心で、昨年は準優勝、今年も実力を上げています。
ほかには?
将棋王国・青森県は青森道場の奈良岡実さんが子供をみっちり鍛えています。浜田小は前回はベスト4でしたが、今回はさらに強くなっています。宮城県は仙台の加部康晴さんの将棋道場で学んだ子供達が中心。その宮城教育大付属には渡辺兄弟と百々(どうどう)兄弟がいて、ともに兄が中学の、弟が小学の代表。小学生の渡辺剛史君は先日行われたJT東北大会の子供大会で優勝しています。
関東ではどうですか?
埼玉県では、大宮将棋センターを経営している小島一宏さんが「ドラの穴」という子供教室を開き、この教室の子が中心で、前回3位の浦和ルーテル学院は実力を上げています。東京では杉並の高井戸第四小に注目、指導棋士の飯島篤也三段が教えています。
中部・関西では?
中京地区は将棋連盟東海本部を中心に多くの普及指導員が熱心に指導し、愛知県代表の子供達はほとんどが指導員の手ほどきを受けています。特に岐阜・本郷小の宮島健太君は、9歳でアマ竜王戦の岐阜代表になるという記録を作った。
で、本命予想は?
大本命は愛媛県です。松山坊ちゃん支部の方々が松山将棋センターで熱心に教えています。前回優勝の双葉小は今回も同じメンバーで、藤岡隼太君はJT四国大会で優勝し、山根ことみさんも女性大会で活躍しています。

<選手3名のコメント(8月20日付け山形新聞)>

佐藤大透(さとう・やまと)くんのコメント
決勝では実力差を感じた。もっと勉強して強くなりたい。
長沼康大(ながぬま・やすひろ)くんのコメント
何度も手合わせしている宮城のライバルに勝てなかったことが残念。来年は優勝を目指す。
叶内紘介(かなうち・こうすけ)くんのコメント
詰めまでの寄せに甘さがあった。来年も出場し、満足のいく試合をする。

<第5回文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦の結果>
第1位 宮城県代表
宮城教育大学附属小学校
6年・渡辺剛史(わたなべ・つよし)くん
6年・百々海(どうどう・かい)くん
6年・伊藤玲央名(いとう・れおな)くん
第2位 山形県代表
天童市立天童北部小学校
6年・佐藤大透(さとう・やまと)くん
6年・長沼康大(ながぬま・やすひろ)くん
6年・叶内紘介(かなうち・こうすけ)くん
第3位 熊本県代表
熊本市立帯山西小学校
菅村典広くん
西園圭くん
寺原裕くん
第4位 福井県代表
福井大学教育地域科学部附属小学校
5年・吉村萌杏(よしむら・ふぁん)くん
4年・高橋佑生くん
4年・内海堅太くん

<天童市立天童北部小学校の結果(決勝大会)>
  対戦相手 選手名 結果
初戦 福井県代表
福井大学教育地域科学部附属小学校
5年・吉村萌杏(よしむら・ふぁん)くん
4年・高橋佑生くん
4年・内海堅太くん
 
決勝 宮城県代表
宮城教育大学附属小学校
6年・渡辺剛史(わたなべ・つよし)くん
6年・百々海(どうどう・かい)くん
6年・伊藤玲央名(いとう・れおな)くん
0-3

<天童市立天童北部小学校の結果(東日本大会)>
  対戦相手 選手名 結果
第1戦 千葉県代表
船橋市立宮本小学校
中村聖哉、中川涼太、中村壱沙 2-1
第2戦 埼玉県代表
さいたま市立道祖土小学校
松浦駿介、佐藤真哉、武藤永治 2-1
第3戦 東京都代表
杉並区立高井戸第四小学校
多々納亘、財津亮介、森田磨唯功 3-0
第4戦
(決定戦)
埼玉県代表
東松山市立新明小学校
蓮見治紀、小池和也、小池隼人 2-1

(関連ページ)
■天童のニュース:将棋
http://www.ikechang.com/news/news130.htm
■日本将棋連盟:文部科学大臣杯 小・中学校将棋団体戦(外部サイト)
http://www.shogi.or.jp/taikai/shou_chuu_dantai/index.html
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2009年8月12日(水)
画像:最高気温最高気温 30.6度 画像:最低気温最低気温 22.1度 画像:はれ天気:はれ)
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2009年8月11日(火) 天童市、土砂災害防止法により天童一中を移転・新築することに
画像:最高気温最高気温 29.0度 画像:最低気温最低気温 21.2度 画像:くもり天気:くもり)

 8月12日の山形新聞によると、天童市原町(はらまち)にある天童市立第一中学校(天童一中)が現校舎西側の農地に移転・新築されることになりました。8月11日には天童市議会総務教育常任委員会が開催され、市当局が計画の概要について議員に説明を行いました。天童一中は「出羽の三森(でわのみつもり)」の1つ、八幡山(はちまんやま)の急斜面に隣接して建っていて、2005年(平成17年)8月20日の集中豪雨では、斜面崩壊により押し寄せた土砂で、校舎の一部に被害が出た経緯があります。

 国の土砂災害防止法が2001年に整備され、各都道府県では警戒区域の指定を実施してきました。山形県内でも順次基礎調査が行われ、2006年から指定が始まりました。天童市では、昨年秋に県の指導を受けながら天童一中周辺を調査した結果、傾斜が30度以上で高さが5メートル以上の場所があるなど、校舎の一部(およそ30%)が特別区域や警戒区域に該当することが判明しました。これにより、山形県が両区域の指定をすることが濃厚となったため、天童市では対応について検討を進めてきました。

 対応方法の1つとして、八幡山の斜面に土砂災害防止工事を行うことも考えられましたが、億単位の工事費がかかることと、1968年(昭和43年)に完成し築40年以上が経過した天童一中の校舎の耐震工事に多額の費用がかかることから、移転・新築することに決めました。

 天童一中移転・新築の総事業費は20億6700万円で、国の補助金として3億8100万円が見込まれています。市議会9月定例会で関連予算が議決されれば、年度内に移転先を決定し現況測量を行い、配置計画の検討などが行われます。その後、2011年(平成22年)に敷地造成、2012年(平成23年)に着工、2013年(平成24年)の完成を目指しています。

 移転先は、現在の校舎の西側にある農地が有力です。新築するのは本校舎と特別教室、体育館、武道館などで、グラウンドやプール、テニスコートは現在のものを引き続き使用します。新校舎が完成後、現在の校舎は解体され、駐車場や緑地として整備される計画です。

(関連ページ)
■天童のニュース:教育
http://www.ikechang.com/news/education.html
■異例の集中豪雨、床上浸水や土砂崩れが多数発生 (2005.08.20)
http://www.ikechang.com/news/2005/ne0508j3.html#050820
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