JR天童駅に隣接する商業ビル「パルテ」の各テナントで構成されているパルテ共栄会が、新春恒例のもちつき大会をおこないました。午前11時からはつきたて餅のふるまい会がおこなわれましたが、集まった人たちはごくわずか…。関係者を除くと、20名程度しかいなかったのではないかと思います。

1階の「天童市わらべ館」となりでは、阿部俊男（あべ・としお）さんが講師でおりがみ教室がおこなわれていましたが、私が行ったときにはたった1組の親子しかいませんでした。2階の天童市観光物産センターでは、天童市観光物産協会に加盟する豆腐屋さんや団子屋さんなどが即売会をおこなっていました。こちらはそれなりにお客さんが入っていたようですが、帰省客がおみやげを買いにやってきたら「あっ！なんかやってる」という感じだったようです。

つきたて餅のふるまい会をおこなうということは、お客さんを集めようという意図があるのではないかと思うのですが、それにしてはまったくと言っていいほどPR活動がおこなわれていませんでした。パルテ内はもちろん、パルテの入り口に「イベントやってますよ！」というポスターやノボリ旗がある訳でもなく、どういう意図・目的でこのイベントをやっているのかが分かりませんでした。

　まずはイベントの目的を明確にして、

• パルテ共栄会の会員が「今年も頑張っていこう」という士気高揚のためにおこなう、身内のためのイベントなのか
• JR天童駅を利用する帰省客を呼び込んで百貨店の初売りのようにおこなう、お客さんのためのイベントなのか

をハッキリしたほうが良いと思います。餅つきだけをパルテ共栄会の公式式典としてとりおこない、その後は各テナントがそれぞれ初売りセールをおこなう、というのも1つのアイデアだと思います。PRさえしっかりすればお客さんはそれなりにやってきてくれると思いますので、来年はぜひとも頑張って欲しいと思います。

（関連ページ）

■天童のニュース：パルテ

http://www.ikechang.com/news/palte.html

■パルテの各テナントが駅前清掃 (2000.8.1)

http://www.ikechang.com/news/2000/ne0008j1.htm#000801

　長引く不況に対応するため、天童商工会議所は雇用確保に力を入れています。平成15年度に新設された天童市雇用助成金は、中途採用で新たに3ヶ月以上雇用する中小企業に対して、1人あたり10万円を補助する制度です。各企業に働きかけた結果、19の企業で合計37人の就職が決定しました。また、地域求職活動援助事業は平成14年度からおこなわれているもので、失業保険を受給している人を対象に、企業で10日間の職場体験と3ヶ月間の委託訓練をおこなっています。今年度は2003年11月末までで21人が職場体験と委託訓練をおこない、14人が受け入れ企業に採用されました。

　天童商工会議所の中小企業相談所によると「技術を持った人材を求める企業は増えてきている」そうです。不況の世の中でも食べていくためには、やはり手に職をつけなければならないようですね。

（関連ページ）

■天童のニュース：まちの様子（商工業）

http://www.ikechang.com/news/news150.htm